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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12016

千葉県月例経済報告(平成16年8月)

1.「月例経済報告」総論(8月5日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、企業部門の改善が家計部門に広がり、堅調に回復している。

  • 輸出は増加し、生産も増加している。
  • 企業収益は大幅に改善し、設備投資は増加している。
  • 個人消費は、緩やかに増加している。
  • 雇用情勢は、厳しさが残るものの、改善が進んでいる。

先行きについては、世界経済が回復し、国内民間需要が着実に増加していることから、景気回復が続くと見込まれる。一方、原油価格や世界的な金利の動向等が経済に与える影響には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2004」の早期具体化により、構造改革の取組を加速・拡大する。平成17年度予算編成に当たっては、財政規律確立への姿勢の明確化、予算のメリハリの強化及び国民への説明責任を重視し、構造改革をさらに進める。

政府は、日本銀行と一体となって、金融・資本市場の安定を目指し、引き続き強力かつ総合的な取組を行うとともに、集中調整期間終了後におけるデフレからの脱却を確実なものとするため、政策努力を更に強化する。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(6月・店舗数調整後)

822億円で、4ヶ月連続で前年同月を下回っている(2.9%減)。種類別では、百貨店が5.1%減、スーパーが1.8%減となった。

新規自動車登録台数(7月)

16,664台と6ヶ月連続で前年同月を下回っている。車種別でみると、前月に続き、普通乗用車が14ヶ月連続で前年を上回っている以外は、すべての車種で前年を下回る状態が続いている。

新設住宅着工戸数(6月)

6,165戸で、前年同月比39.4%増で、6ヶ月連続で前年を上回っている。種類別でみると、給与住宅の前年比が最も大きく、続いてマンションの順となっている。

鉱工業生産指数(5月)

前月比3.3%減、前年同月比1.4%減となった。前年同月比については4ヶ月ぶりの減少となった。

有効求人倍率(6月)

0.63倍と前月より0.03ポイント増加した。また、南関東における完全失業率は、4.5%で3ヶ月ぶりの増加となった。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(7月)は31件で、16ヶ月連続で前年同月を下回っている。また、負債総額は37億5,100万円で、7ヶ月ぶりに前年同月を下回り、また、2ヶ月連続で100億円を切っている。

金融情勢(6月)

預金残高は19兆8,593億円で、引き続き前年同月を上回っている。また、現金残高は1,883億円で前年比7.2%減、貸出残高については、11兆458億円で前年比0.8%増となった。

公共工事請負額(7月)

343億円で、前年同月に比べ9.7%減となったのに対し、請負件数は667件と、前年同月を0.6%上回った。

県内中小企業の業況判断(6月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

全業種で前月比、前年同月比ともに改善した。業種別では、依然製造業と非製造業に格差はあるものの、非製造業にも改善傾向が広がりつつある。

以上のように、県内の経済情勢は、個人消費は依然低い水準で推移しており、有効求人倍率など雇用の面でも低調な推移が続いているが、新設住宅着工戸数では改善が続いており、また倒産件数も引き続き前年を下回っているなど、景気は回復に向けた動きが続いている。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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