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更新日:令和5(2023)年9月12日

ページ番号:12012

千葉県月例経済報告(平成16年4月)

1.「月例経済報告」総論(4月16日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、企業部門の改善に広がりがみられ、着実な回復を続けている。

  • 輸出は増加し、生産も増加している。
  • 企業収益は改善の動きが広がっている。設備投資は増加している。
  • 個人消費は、持ち直している。
  • 雇用情勢は、依然として厳しいものの、持ち直しの動きがみられる。

先行きについては、世界経済が回復し、国内企業部門が改善していることから、日本の景気回復が続くと見込まれる。一方、為替レートなどの動向には留意する必要がある。

政策の基本的態度

政府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2003」の早期具体化により、構造改革の一層の強化を図る。また、平成16年度予算、税制改正法案等の成立を受け、これらを着実に執行・実施する。

政府は、日本銀行と一体となって、金融・資本市場の安定及びデフレ克服を目指し、引き続き強力かつ総合的な取組を行う。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(2月・店舗数調整後)

738億円で、4ヶ月ぶりに前年同月を上回った(1.3%増)。種類別では、百貨店が3.0%増、スーパーが0.6%増となっている。

新規自動車登録台数(3月)

26,015台と2ヶ月連続で前年同月を下回った。車種別でみると、バスや小型乗用車で前年を下回る傾向が続いているのに対し、貨物、普通乗用車は引き続き前年を上回っている。

新設住宅着工戸数(2月)

 4,122戸で、前年同月比11.0%増と2ヶ月連続で前年同月を上回った。種類別では、貸家やマンションが前年を上回ったのに対し、持家、戸建てなどで前年を下回っている。

鉱工業生産指数(1月)

前月比3.2%増、前年同月比では2.2%減となり、前年同月比は2ヶ月連続で減少している。

有効求人倍率(2月)

0.63倍と前月から変わっていない。一方、南関東における完全失業率は、2ヶ月連続で増加している。

企業倒産件数

負債総額1千万円以上の企業倒産件数(3月)は48件で、12ヶ月連続で前年同月を下回っている。負債総額については、前月に引き続き大型倒産の影響から1,052億6,600万円と1,000億円を超え、こちらは3ヶ月連続で前年同月を上回っている。

金融情勢(2月)

預金残高は19兆4,137億円で、引き続き前年同月を上回っている。また、現金残高は1,731億円と7ヶ月連続で前年同月を下回っており、2年以上前年を下回っていた貸出残高については、前年比0.1%増の11兆722億円となった。

公共工事請負額(3月)

399億円で、前年同月に比べ34.6%減と2ヶ月ぶりに前年を下回り、件数についても前年を下回る月が続いている。

県内中小企業の業況判断(3月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

前月比、前年同月比ともに改善がみられた。特に、製造業の前月比については、平成9年3月の0.0ポイント以来、7年ぶりにマイナスからプラスに転じるなど改善傾向が顕著にみられ、前年同月比についても大幅な改善がみられる。しかしながら、非製造業は依然厳しい数値が続いており、製造業、非製造業の格差は広がっている。

以上のように、県内の経済情勢は、個人消費は依然低い水準で推移しており、製造業における業況判断指数は大幅な改善がみられるものの、非製造業との格差は依然として大きい。しかしながら、企業倒産件数の減少や有効求人倍率の持ち直しが続くなど、景気は引き続き回復に向けた動きがみられる。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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