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更新日:令和4(2022)年10月7日

ページ番号:11995

千葉県月例経済報告(平成15年1月)

1.「月例経済報告」総論(1月17日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、引き続き一部に持ち直しの動きがみられるものの、このところ弱含んでいる。

  • 企業収益は改善しており、設備投資は下げ止まりつつある。
  • 雇用情勢は、求人が増加傾向にあるものの、失業率が高水準で推移するなど、依然として厳しい。
  • 個人消費は、横ばいで推移している。
  • 輸出は横ばいとなっている一方、生産は弱含んでいる。

行きについては、アメリカ経済等の回復が持続すれば、景気は持ち直しに向かうことが期待される。一方、世界経済の先行き懸念や我が国の株価の低迷などにより、我が国の最終需要が引き続き下押しされる懸念が存在している。

政策の基本的態度

府は、「改革加速のための総合対応策」を着実に実施している。また、12月19日に「平成15年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」を閣議了解したほか、「改革加速プログラム」に基づき編成することとした平成14年度補正予算を同月20日に、平成15年度一般会計予算(概算)を同月24日に閣議決定した。これらを一体として切れ目なく運用し、構造改革を更に加速することにより、民間需要主導の持続的な経済成長の実現を目指す。

フレ克服及び金融システム安定化に向け、政府・日本銀行は引き続き一体となって強力かつ総合的な取組を行う。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(11月・店舗数調整後)

895億円で、前年同月比2.6%増と、2か月ぶりに前年同月を上回った。種類別でみると、百貨店が前年比0.5%減、スーパーが前年比4.2%増となった。また、既存店の販売伸び率は百貨店が昨年を下回った。

新規自動車登録台数(12月)

年同月を0.9%下回る14,085台で、4ヶ月ぶりに前年同月を下回った。車種別にみると、小型乗用車は前年を上回る月が続いているが、伸び幅は縮小している。

新設住宅着工戸数(11月)

4,320戸で、前年同月を6.0%下回った。種類別では、貸家が前月に続いて前年同月を上回ったのに対し、マンションは3ヶ月連続で下回った。

公共工事請負額(12月)

年同月比3.1%増の386億円で、4ヶ月ぶりに前年同月を上回った。

鉱工業生産指数(10月)

月比では3.4%減、前年同月比では0.8%増となり、4ヶ月連続で前年を上回った。

有効求人倍率(11月)

0.49倍となり、前月より0.01ポイント改善した。

企業倒産件数

債総額1千万円以上の企業倒産件数(12月)は46件で、前月比では8件の減少、前年同月比では3件の増加となっている。負債総額は198億0,400万円となり、前月に比べ51.1%減少した。

県内中小企業の業況判断(12月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

年同月比では製造業、非製造業ともに悪化した。特に非製造業は、10月から3ヶ月連続で悪化している。

上のように、県内経済は、企業倒産件数が2ヶ月連続で前年を下回り、鉱工業生産指数も4ヶ月連続で前年を上回ってはいるものの、その伸び率は弱まっており、また新規自動車登録台数も再び前年を下回るなど、景気の動きは依然として停滞している。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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