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更新日:令和4(2022)年10月7日

ページ番号:11992

千葉県月例経済報告(平成14年10月)

1.「月例経済報告」総論(10月9日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、引き続き一部に緩やかな持ち直しの動きがみられるものの、環境は厳しさを増している。

  • 雇用情勢は、一部に改善への動きがみられるものの、失業率が高水準で推移するなど、依然として厳しい。
  • 個人消費は、横ばいで推移するなかで、一部に底固さもみられる。
  • 企業収益は改善の兆しがみられ、設備投資は下げ止まりの兆しがみられる。
  • 輸出は増加テンポが緩やかになっており、生産は緩やかな持ち直しが続いている。業況判断は、改善がみられるものの、そのテンポが緩やかになっている。

行きについては、景気は持ち直しに向かうことが期待されるが、アメリカ経済等への先行き懸念や我が国の株価の下落など、環境は厳しさを増しており、我が国の最終需要が下押しされる懸念が強まりつつある。

政策の基本的態度

府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」を早期に具体化する中で、「金融システム改革」、「税制改革」をはじめとした構造改革を加速するための政策強化を行い、デフレ克服を進める。このため、10月末を目途に対応策をとりまとめる。

た、デフレ克服及び金融システム安定化に向け、政府・日本銀行は引き続き一体となって強力かつ総合的な取組を行う。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(8月・店舗数調整後)

年同月比0.6%増で、平成11年11月以来34か月ぶりに前年同月を上回った。特にスーパーは好調で、販売総額でも既存店ベースでも前年同月を上回った。総販売額をみても、前年同月比2.5%増の785億円で、2ヶ月ぶりの増加となった。

新規自動車登録台数(9月)

年同月を7.3%上回る18,378台で4ヶ月ぶりの増加となり、小型乗用車は3ヶ月連続で、バスも4ヶ月ぶりに前年同月を上回るなど、全体的な増加がみられた。

新設住宅着工戸数(8月)

6,012戸で、前年同月比8.2%増となり、マンションが2ヶ月ぶりに前年同月を上回ったのを始め、持家が2ヶ月連続で、貸家も4ヶ月連続で前年同月を上回った。

公共工事請負額(9月)

年同月比5.2%減の402億円で、6ヶ月ぶりに前年同月比を下回った。

鉱工業生産指数(7月)

月比で4.6%増と3ヶ月ぶりに増加し、前年同月比では5.5%増と14ヶ月ぶりの増加となった。

有効求人倍率(8月)

月より0.02ポイント上昇の0.47倍となった。

企業倒産件数

債総額1千万円以上(9月)は50件と前年同月を9件上回り、負債総額は同58.9%増の151億6,100万円だった。

県内中小企業の業況判断(9月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

造業で大幅なマイナスとなり、全産業でも前月比、前年同月比ともに悪化となった。

上のように、県内経済は、倒産が高い水準で推移するなど、依然として厳しい状況が続いているが、鉱工業生産指数や大型小売店販売額などが前年同月を上回るなど、明るさも見えている。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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