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更新日:令和4(2022)年10月7日

ページ番号:11990

千葉県月例経済報告(平成14年8月)

1.「月例経済報告」総論(8月8日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、依然厳しい状況にあるが、一部に持ち直しの動きがみられる。

  • 失業率が高水準で推移するなど、雇用情勢は依然として厳しい。
  • 個人消費は、横ばいで推移するなかで、一部に底固さもみられる。
  • 輸出は大幅に増加しており、生産は持ち直しの動きがみられる。
  • 業況判断は全体として改善がみられ、設備投資は減少しているものの、先行きについて下げ止まる兆しもみられる。

行きについては、輸出の大幅な増加や生産の持ち直しの影響が、今後経済全体に波及していくなかで、景気は持ち直しに向かうことが期待される。一方、世界的な株安やドル安が進展したことにより、世界経済の先行き不透明感が一層高まっており、我が国の最終需要が下押しされる懸念がある。

政策の基本的態度

府は、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」を早期に具体化する。15年度予算編成については、歳出改革を加速すると同時に、経済活性化を目指した本格的かつ一体的な税制改革をについて具体化を進める。

た、デフレ克服に向け、政府・日本銀行は引き続き一体となって強力かつ総合的な取組を行う。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(6月・店舗数調整後)

年同月比0.2%減で、平成11年11月以来32か月連続で前年同月を下回った。種類別でみると、百貨店は5ヶ月ぶりに上向いたが、スーパーは依然下回っている。

販売額では前年同月を1.4%上回る852億円で、2ヶ月連続で増加した。

新規自動車登録台数(7月)

年同月を7.7%下回る17,144台で2ヶ月連続の減少となり、小型乗用車以外の全車種で前年同月を下回った。

新設住宅着工戸数(6月)

5,252戸で、前年同月比1.0%減となり、貸家は2ヶ月連続で、マンションは3ヶ月ぶりに前年同月を上回った。

公共工事請負額(7月)

年同月比14.9%増の440億円で、4ヶ月連続で前年同月を上回った。

鉱工業生産指数(5月)

月比で5ヶ月ぶりに減少し、前年同月比でも4.3%減と12ヶ月連続で減少した。

有効求人倍率(6月)

月と同率の0.44倍となった。

企業倒産件数

債総額1千万円以上の企業倒産件数(7月)は47件と前年同月を1件上回り、負債総額は306億4,500万円と同2.53%倍となった。

県内中小企業の業況判断(7月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

製造業で前月・前年同月比ともにマイナス幅が縮小したのに対し、製造業は2ヶ月連続で拡大した。

 

上のように、県内経済は一部でわずかな改善がみられる一方、雇用情勢などで依然厳しい状態が続いている。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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