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更新日:令和4(2022)年10月7日

ページ番号:11989

千葉県月例経済報告(平成14年7月)

1.「月例経済報告」総論(7月11日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、依然厳しい状況にあるが、一部に持ち直しの動きがみられる。

  • 失業率が高水準で推移するなど、雇用情勢は依然として厳しい。個人消費は、横ばいで推移するなかで、一部に底固さもみられる。
  • 輸出は大幅に増加しており、生産は持ち直しの動きがみられる。業況判断は全体的として改善がみられ、設備投資は減少しているものの、先行きについて下げ止まる兆しもみられる。
  • 公共投資は、このところ平成13年度第2次補正予算の効果がみられる。

行きについては、輸出の大幅な増加や生産の持ち直しの影響が、今後経済全体に波及していくなかで、景気は持ち直しに向かうことが期待される。一方、このところの世界的な株安やドル安により世界経済の先行き不透明感が高まっており、我が国の最終需要が下押しされる懸念がある。

政策の基本的態度

府は、自律的経済成長を実現するため、民間需要・雇用の拡大に力点を置いた構造改革を進めることとし、経済活性化戦略、税制改革、歳出改革などを内容とする「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002(6月25日閣議決定)」を早期に具体化する。

た、デフレ克服に向け、政府・日本銀行は引き続き一体となって強力かつ総合的な取組を行う。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(5月・店舗数調整後)

年同月比1.7%減で、平成11年11月以来31か月連続で前年同月を下回った。百貨店、スーパーともに下回った。

販売額でも前年同月を0.2%上回る834億円で、6か月ぶりで増加した。

新規自動車登録台数(6月)

年同月比8.8%下回った15,594台で3ヶ月ぶりに減少となり、全車種で前年同月を下回った。

新設住宅着工戸数(5月)

4,893戸で、前年同月比2.3%増となり、持家は2ヶ月連続で、給与住宅は8ヶ月ぶりに前年同月を上回った。

公共工事請負額(6月)

年同月比12.3%増の480億円で、3ヶ月連続で前年同月を上回った。

鉱工業生産指数(4月)

月比では4ヶ月連続で増加したが、前年同月比では4.5%減と11ヶ月連続で減少した。

有効求人倍率(5月)

月より0.01ポイント減の0.44倍となり、3ヶ月連続で減少した。

企業倒産件数

債総額1千万円以上の企業倒産件数(6月)は43件と前年同月を18件下回り、負債総額は193億2,800万円と同21.3%減となった。

県内中小企業の業況判断(6月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

年同月比では3ヶ月ぶりにマイナス幅が増加した。

 

上のように、県内経済は、依然厳しい状況にある。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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