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更新日:令和4(2022)年10月7日

ページ番号:11987

千葉県月例経済報告(平成14年5月)

1.「月例経済報告」総論(5月17日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は、依然厳しい状況にあるが、底入れしている。

  • 設備投資は、減少している。失業率が高水準で推移するなど、雇用情勢は依然として厳しい。
  • 個人消費は、横ばいで推移するなかで、一部に底固さもみられる。
  • 輸出はアジア向けを中心に増加しており、生産は下げ止まっている。
  • 業況判断は、大企業において下げ止まりつつある。

行きについては、厳しい雇用・所得環境などが、今後の民間需要を下押しする懸念がある一方、輸出の増加や在庫調整の進展が、今後の景気を下支えすることが期待される。

政策の基本的態度

府は、底入れしている景気の動きを民需主導の持続的な経済の成長につなげるため、引き続き構造改革を断行しつつ、日本銀行と一致協力して、デフレ阻止に向けて強い決意で臨む。

2.主要経済指標等でみた県内の経済情勢

大型小売店販売額(3月・店舗数調整後)

年同月比2.2%減で、平成11年11月以来29か月連続で前年同月を下回った。百貨店、スーパーともに下回った。

販売額でも前年同月を-0.4%下回る856億円で、4か月連続で減少した。

新規自動車登録台数(4月)

年同月比2.5%上回った12,265台で8か月ぶりに増加したが、小型乗用車以外で前年同月を下回った。

新設住宅着工戸数(3月)

4,509戸で、前年同月比1.0%増となり、マンションは5ヶ月ぶりに増加した。

公共工事請負額(4月)

年同月比3.2%増の611億で、3ヶ月ぶりに前年同月を上回った。

鉱工業生産指数(2月)

月比では2ヶ月連続で増加したが、前年同月比では6.3%減と9ヶ月連続で減少した。

有効求人倍率(3月)

月を0.02ポイント下回り0.46倍となった。

企業倒産件数

債総額1千万円以上の企業倒産件数(4月)は45件で前年同月を7件下回ったが、負債総額は492億3,500万円と同4.6倍となった。

県内中小企業の業況判断(4月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

年同月比ではマイナス幅が縮小してきているものの、前年より悪化したと回答した企業は半数を占めており、厳しい状況が続いている。

上のように、県内経済は、生産、消費、雇用の各分野で厳しい数値が連続しており、景気は依然として厳しい状況が続いている。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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