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更新日:令和4(2022)年10月7日

ページ番号:11986

千葉県月例経済報告(平成14年4月)

1.「月例経済報告」総論(4月10日内閣府発表より)

我が国経済の基調判断

景気は依然厳しい状況にあるが、底入れに向けた動きがみられる。

  • 設備投資は、大幅に減少している。失業率が高水準で推移するなど、雇用情勢は依然として厳しい。
  • 個人消費は、横ばいとなっている。
  • 輸出と生産は、下げ止まってきている。業況判断は、大企業においては下げ止まりの兆しがみられる。
  • アメリカの景気回復の動きが、製造業を中心とした世界主要経済の生産回復につながりつつある。

行きについては、厳しい雇用・所得環境などが今後の民間需要を下押しする懸念がある一方、対外経済環境の改善や在庫調整の進展が今後の景気を下支えすることが期待される。

政策の基本的態度

府は構造改革を断行する一方で、デフレスパイラルに陥ることを回避するために細心の注意を払い、日本銀行と一致協力してデフレ阻止に向けて強い決意で臨む。
成14年度予算の成立を受け、これと平成13年度補正予算を一体として切れ目なく実施していく。

2.主要経済指標等でみた千葉県内の経済情勢

大型小売店販売額(2月・店舗数調整後)

年同月比5.4%減で、平成11年11月以来28か月連続で前年同月を下回った。百貨店、スーパーともに下回った。

販売額でも前年同月を4.7%下回る718億円で、3か月連続で減少した。

新規自動車登録台数(3月)

年同月比8.2%減の22,905台で7か月連続して減少した。普通貨物車、バス以外の全車種で前年同月を下回った。

新設住宅着工戸数(2月)

4,021戸で、前年同月比17.3%減と2か月ぶりに減少した。マンションの減少は4ヶ月連続。

公共工事請負額(3月)

年同月比35.3%減の380億円で、2ヶ月連続で前年同月を下回った。

鉱工業生産指数(1月)

月比では2ヶ月ぶりに増加した(3.4%増)が、前年同月比では7.3%減と8ヶ月連続で減少した。

在庫循環(13年第4四半期指数)

2期連続で在庫調整局面(景気後退期)となった。

有効求人倍率

効求人倍率(2月)は0.48倍と前月を0.01ポイント上回り、7ヶ月ぶりに上昇した。

企業倒産件数

債総額1千万円以上の企業倒産件数(3月)は54件で前年同月を6件上回り、負債総額も227億7,200万円で同66.0%増となった。

県内中小企業の業況判断(3月分・千葉県中小企業団体中央会調査)

月比ではマイナス幅が縮小してきているものの、前年より悪化したと回答した企業は依然として多く、厳しい状況が続いている。

上のように、県内経済は、生産、消費、雇用の各分野で厳しい数値が連続しており、景気は依然厳しい状況にある。

お問い合わせ

所属課室:商工労働部経済政策課政策室

電話番号:043-223-2703

ファックス番号:043-222-0447

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