水産物（2月14日に水揚げされたキンメダイ等）のモニタリング検査結果について（平成25年2月18日発表）

発表日：平成25年2月18日

農林水産部水産局漁業資源課
電話：043-223-3039

県では、東京電力福島第一原子力発電所の事故に関連して、県内水産物の安全確認を行うため、モニタリング検査を行いましたので、その結果についてお知らせします。
今回検査した、流通している魚種7検体については、基準値以下でした。（銚子漁港で水揚げされたキンメダイ、片貝漁港（九十九里町）で水揚げされたカタクチイワシ、浜行川漁場（勝浦市）及び小湊漁場（鴨川市）で採取されたヒジキ、小湊漁港で水揚げされたヒラメ、木更津漁場で漁獲されたアサリ、船橋港で水揚げされたスズキ）
なお、現在、銚子・九十九里地区の生産者が自主的に出荷を自粛しているスズキについて調査したところ、放射性セシウム130ベクレル/kgで基準値を超える放射性物質が検出されましたが、引き続き、出荷を自粛することとなっています。
県では、今後も水産物の放射性物質検査を継続して行い、その結果を速やかに公表し、県産水産物の安全性の確保に努めて参ります。

分析結果

分析機関：（財）日本冷凍食品検査協会（No.1～3、7）、（財）日本分析センター（No.4～6）、（公財）海洋生物環境研究所（※8）

単位：ベクレル/kg

分析結果等一覧
No	漁港漁場	品目	採取日	放射性セシウム 134	放射性セシウム 137	放射性セシウム合計
1	銚子漁港銚子・九十九里沖	キンメダイ	2月14日	検出せず^注1 （0.559未満）	0.988	0.99^注2
2	片貝漁港銚子・九十九里沖	カタクチイワシ（全体）	2月14日	検出せず^注1 （0.398未満）	検出せず^注1 （0.473未満）	検出せず^注1 （0.87未満^注2）
3	浜行川漁場	ヒジキ（原藻）	2月13日	検出せず^注1 （0.612未満）	検出せず^注1 （0.835未満）	検出せず^注1 （1.4未満^注2）
4	小湊漁場	ヒジキ（原藻）	2月12日	検出せず^注1 （0.869未満）	検出せず^注1 （0.827未満）	検出せず^注1 （1.7未満^注2）
5	小湊漁港外房沖	ヒラメ	2月11日	1.62	2.80	4.4^注2
6	木更津漁場	アサリ	2月9日	検出せず^注1 （0.452未満）	検出せず^注1 （0.405未満）	検出せず^注1 （0.86未満^注2）
7	船橋港東京湾	スズキ	2月14日	0.846	1.54	2.4^注2
現在出荷自粛している魚種
※8	銚子漁港銚子・九十九里沖	スズキ (非流通品）	2月14日	43.9	81.8	130^注2

基準値（一般食品）

放射性セシウム（134と137の合計）：100ベクレル/kg

注1：検出限界値未満であることを示す。

測定時における検出限界値は以下のとおりです(単位：ベクレル/kg）。

なお、検出限界値は、分析する核種、サンプルの種類、機器等によって異なります。

キンメダイ：セシウム134「0.559」、セシウム137「0.472」
カタクチイワシ：セシウム134「0.398」、セシウム137「0.473」
ヒジキ（浜行川漁場）：セシウム134「0.612」、セシウム137「0.835」
ヒジキ（小湊漁場）：セシウム134「0.869」、セシウム137「0.827」
ヒラメ：セシウム134「0.468」、セシウム137「0.410」
アサリ：セシウム134「0.452」、セシウム137「0.405」
スズキ（船橋港）：セシウム134「0.440」、セシウム137「0.537」
スズキ（銚子漁港）：セシウム134「0.995」、セシウム137「0.836」

注2：検出数値は、セシウム134とセシウム137それぞれを有効数字3桁まで求め、これらを合算した合計欄は有効数字2桁に四捨五入する。一方の核種のみ検出された場合は、もう一方の検出限界値を足さずに、検出された数値のみを合計欄に記載する。（平成24年7月5日付け食安基発0705第1号食安監発0705第1号厚生労働省医薬食品局食品安全部基準審査課長、監視安全課長通知）