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更新日:令和4(2022)年6月17日

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08資源として使うはなし(2)

処理水の熱を利用する

下水の処理水の温度は、気温とくらべて夏は冷たく冬は温かい特性があります。冷暖房を行うとき、空気のかわりに処理水を使うと電気を節約できます。幕張新都心では、省エネルギーを実現するため、下水の処理水を利用した効率よい地域冷暖房が行われています。

汚泥を利用する

下水の量がふえると汚泥の量もふえ、捨てる場所にこまります。下水処理場では水分をしぼったり、もやして灰にしたりして、汚泥の量を減らしています。この灰はセメントやコンクリート製品などの建設資材の原料としてもう一度利用されています。水をしぼったあとの汚泥は、微生物の働きを利用すると肥料としても使うことができます。また、ガスを取り出すなどして、発電用のエネルギー源としても利用されています。

下水処理場の上の空間を利用する

建物がたくさん集まっている都市部では、公園や運動場をつくるための広い土地をさがすのは大変です。そこで、下水処理上の上の空間がこのような目的のために利用されています。また、木をたくさん植えることで都市に不足ぎみの森をつくり、景色をよくすることなども行われています。

下水道の未来

下水道の役割は、時代とともに変わってきています。これからは、都市で使い終わった有機物を効率よく集めてなにかをつくる原料としたり、エネルギー資源としてリサイクルを行うことが、下水道の新しい役割として期待されています。私たち一人ひとりでは行えないようなむずかしいことでも、下水道を使って1か所にたくさん集めれば、できるかもしれません。その可能性は、今このしゅん間にもどんどん広がっているのです。

下水の処理水から熱を取り出し、利用できるようにする機械「ヒートポンプ」写真。処理水の水温と気温の比較説明図

江戸川第二処理場の上は、公園や野球場に利用されている。説明写真

男の子の感想「ボクが大人になるころ下水道はどんな役割をになっているんだろう。いろいろ創造してみるとワクワクしちゃうなぁ。」

 

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所属課室:県土整備部下水道課計画班

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