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更新日:平成29(2017)年3月17日

レジオネラ属菌について

1.レジオネラ属菌とは

1976年アメリカで在郷軍人会総会の参加者の間で原因不明の肺炎が集団発生しました。その後病原体が新種の細菌であることが判明し、在郷軍人会の「レジオン(Legion)」をとってレジオネラ属菌と命名されました。

レジオネラ属菌は、土壌や河川など自然環境に広く生息する細菌で、一般に20~50℃で繁殖し、36℃前後が最も成長に適しています。

また、生存・増殖すつために、他の細菌や藻類などから必要な栄養分を吸収したり、アメーバなどの原生動物に寄生します。

2.レジオネラ症とは

レジオネラ属菌の感染によりおこる疾患で、レジオネラ肺炎とポンティアック熱とに分けられます。

レジオネラ肺炎は、1週間前後の潜伏期の後に悪寒、高熱、全身倦怠感などが起こり、胸痛、呼吸困難などの呼吸器症状を伴って、重篤な場合には死に至ります。

ポンティアック熱は、インフルエンザに似た症状を起こしますが、一般に軽症で数日で軽快します。

レジオネラ症にかかりやすいのは、病人や高齢者、乳幼児など、抵抗力の弱い人です。

3.レジオネラ症の感染源・感染経路

これまでに給水・給湯設備、冷却塔水、循環式浴槽、加湿器、水景施設、蓄熱槽等からの感染が報告されています。

また、感染経路は、汚染水のエアロゾルの吸入のほか、汚染水の吸引、嚥下・経口感染等が考えられます。

4.レジオネラ症の治療法

レジオネラ症は症状のみから診断することは困難ですので、レジオネラ症のような症状がある場合は、すぐに医療機関で検査、診察を受けることをお勧めします。早期であれば抗生物質の投与が有効です。

5.レジオネラ症の予防法

感染源となる設備の衛生管理に十分注意することが重要です。感染源となる可能性のある設備は、

  • (1)水が循環・滞留している
  • (2)水の温度が菌の増殖に適している(15~43℃)
  • (3)エアロゾルを発生しやすい

などの特徴を持った設備で、給水設備(小規模の貯水槽など)、循環式給湯設備、冷却塔、循環式浴槽、加湿器、水景施設(噴水など)等が考えられます。

これらの設備はそれぞれの設備に応じて、なるべく短期間での水の交換、水槽や配管、フィルターなどの定期的な清掃、定期的な消毒処理など、適切な衛生管理を行って、レジオネラ属菌の繁殖を防ぐことが大切です。

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県衛生研究所生活環境研究室

電話番号:043-266-6723

ファックス番号:043-265-5544

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