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更新日:平成30(2018)年2月8日

クリプトスポリジウムについて

1.クリプトスポリジウムとは

クリプトスポリジウムは、人間や牛などの小腸に寄生する原虫です。

クリプトスポリジウムは、人の他に、牛、豚、犬、猫などのほ乳動物の腸に寄生する、大きさは4~6μm(1μmは、1mmの千分の1)の原虫です。
感染した人や動物の糞便といっしょにオーシストと呼ばれる形で体の外へ排出され、感染源となります。
排出量は、1日当たり、人では約10億個、牛では約100億個と言われています。

湿った環境の中では、クリプトスポリジウムは、2~6ヶ月間、感染力を持っています。

2.クリプトスポリジウム症の感染経路

クリプトスポリジウムは食べ物や水を介して口から感染します。

クリプトスポリジウムのオーシストを、食べ物や水を介して口から摂取すると、クリプトスポリジウムは小腸の組織に入り込み増殖を始めます。

3.クリプトスポリジウム症の症状

クリプトスポリジウムに感染した場合の症状は下痢や腹痛です。

クリプトスポリジウムに感染すると、2~5日後に、下痢、腹痛、吐き気や嘔吐、軽い発熱などの症状が始まります。

下痢はさらさらの泥水の様で、血液が混じることはありません。感染しても症状が出ない人もいます。

健康な方で免疫が正常に働いていれば、クリプトスポリジウム症の症状は、4、5日~約1週間程度でなくなります。
長い場合は、2週間ほど続く場合もありますが、生命に関わる病気ではありません。

一方、免疫不全の方やガンの治療で免疫抑制療法を受けている方などの場合、病気が長びき、深刻な症状になるおそれがあります。

4.クリプトスポリジウム症の予防法

(1)手をきちんと洗ってください。

おむつの交換のあと、患者の糞便にさわったあと、また、料理などの食べ物を扱う前には、アルコール綿等で拭き取り、石鹸で手をよく洗い紙タオル等でよく拭いて乾かしてください。

(参考)

クリプトスポリジウムに感染した場合、症状が治った後、あるいは症状が出なくてもオーシストは便から排出されることから、2次感染を防止するため、便に触れた場合や飲食物を扱うときには、アルコール等で拭き取り、石鹸等で十分手を洗ってよく拭いて乾かしてください。

(2)水は煮沸して飲んでください。

クリプトスポリジウムは熱に弱いので、水は1分間以上煮沸して飲んでください。氷も湯冷ましを使って作ってください。プールの水、湖や川の水からも感染することがありますから、再生水を口にすることがないよう注意してください。
このほか、生ものは避け、過熱して調理してください。食器もよく拭き乾燥させてください。

(参考)

クリプトスポリジウムは、加熱、冷凍、乾燥に弱く、60℃以上又は-20℃以下で30分間、又は常温の場合で1~4日間乾燥状態におかれると、感染力を失います。飲用水の場合は、1分間煮沸させれば十分不活化できます。

(3)浄水器の使用にも注意してください。

家庭用等の浄水器については、すべての機種がクリプトスポリジウムの除去に有効ではあるわけではなく、1μmより大きい粒子が確実に除去できるもの以外は効果がありません。
また、クリプトスポリジウムを除去できる浄水器でも、継続した使用に伴ってカートリッジにクリプトスポリジウムが蓄積されるので、使用の手引きに従ってカートリッジの交換を適宜行ってください。なお、カートリッジの交換時には、手にクリプトスポリジウムが付着しないよう気をつけ、交換後には、手をよく洗ってください。

(その他)

家族で下痢をしている人がいる場合、家族内感染を防ぐため、患者の入浴を最後にしてください。また、クリプトスポリジウムは熱湯に弱いので、患者の糞便で汚れた下着やおむつは熱湯をかけてから洗濯をしてください。

5.関連ページ

衛生研究所情報誌Health21No.12
「水を介した原虫感染症と予防対策」(PDF:174KB)

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