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更新日:令和6(2024)年11月26日
ページ番号:690578
食生活の中に牛乳をより活用してもらうための取組として、高齢者の食事に着目した乳和食料理教室が開催され、高齢者福祉施設関係者20名が参加し、好評のうちに終了いたしました。
牛乳は県民の健康に欠かせない食材であるものの、介護を必要とされる高齢者の方々にとっては毎日摂取することが難しい食材でもあります。高齢者福祉施設関係者の方々に「乳和食」の魅力を御体験いただき、高齢者の食の楽しみとともに牛乳の消費が高まることを目指してゆきます。
千葉県牛乳普及協会
千葉県
令和6年9月28日(土曜日)10時30分から13時30分まで
千葉調理師専門学校(千葉市中央区新千葉2-5-3)
県内の高齢者福祉施設関係者
乳和食についての講話、乳和食の調理、試食
ホエイ&カッテージチーズづくり
ふわふわ和風ハンバーグ
ホエイごはん
かぼちゃのほったらかし煮(当日はさつまいもを使用)
白桃のミルク餅
小山浩子先生(料理家、管理栄養士、日本高血圧協会理事)
牛乳を使った料理、として思い浮かぶメニューといえば、グラタンやシチューなど、洋風のメニューが多いと思われます。
乳和食は、普段から食べなれた和食と牛乳を組み合わせることにより、牛乳の持つ「カルシウム」「コク」「旨味」が加わり、食材本来の風味を損なわずに塩分を減らし、美味しく健康的に和食を食べていただける調理法です。
乳和食は高齢者にとってメリットの多いメニューです。
嚥下がスムーズにできなくなってくる高齢者の方々にとって、タンパク質やカルシウムを補うためとはいえ、牛乳を「飲む」こと自体が難しい場合があります。牛乳を料理に使うことで、食事量が減ってきてしまう中、効率よく牛乳の栄養を摂取していただくことができます。
塩分を減らすだけの減塩では味がぼんやりして美味しい料理にはなりません。牛乳を料理に使うことで、食材本来の風味を損なわずに塩分を減らし、美味しく健康的に和食を食べていただけます。
牛乳の乳脂肪等の働きで料理がしっとりと仕上がるので、かむ力や飲み込む力が弱くなってきた高齢者にも食べやすくなります。
酪農を取り巻く現状は、ウクライナ問題等によるエサや燃料費の高騰といった生産コストの増加が続く一方で、牛乳の消費は低調であり、酪農家の経営は非常に苦しい状況が続いています。
私たちが少しでも多く牛乳を飲み、また料理に使用することで、酪農家の収益を支えることができます。これは、各乳業メーカーの牛乳の買取価格(乳価)は飲用牛乳が最も高く、チーズや乳製品の原料となる牛乳は低く設定されているためです。すなわち、飲用・料理用として県産牛乳の消費量が増えることにより、千葉県における酪農業の存続へとつながるのです。
※申し込みは終了しました
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