本文へスキップします

カテーテル治療のエキスパートを目指して

木村1

循環器内科 医師 木村 高志

千葉県総合救急災害医療センターではカテーテル治療の症例が豊富で、救急医療と循環器疾患の両方に携わることができる点が魅力です。オンとオフのメリハリがしっかりしており、ライフワークバランスを保ちながら、医師としてのスキルアップが望める環境が整っています。

 

循環器内科医が救急病院で働く魅力

ーー循環器内科を専攻した理由を教えてください。

千葉県立病院群の研修医だったので、各病院をローテーションで回る中、千葉県循環器病センターでの勤務を志望していました。循環器病センターでの2年間の勤務後、人事の都合でこの病院に配属されて、働いているうちに救急の現場が自分に合っていると思い、そのままここで働いています。昔、血液内科と循環器内科で揺れ動いた時期もありますが、日々刻々と状況が変わる救急の現場を魅力に感じたというところです。循環器内科は心筋梗塞など突発的な疾患への対応が求められる分野です。緊迫感のある現場で力を発揮したいという思いがありました。

去年までの3年間は都内の病院でカテーテルを集中的に学び、今年この病院に復帰したところです。

ーー循環器内科医が救急に携わる魅力とは?

この病院では心筋梗塞や心筋炎、不整脈などの重篤な救急患者を多く診ます。そのため、急に状況が変わることを想定しながら動かないといけません。緊急かつ失敗が許されない状況のなか、最適な判断やマネジメントで患者さんを治療するところにやりがいを感じます。

木村2

ーーこの病院のよさについて教えてください。

全国的にも珍しいシフト制のため、オンオフが明確で休みがしっかり取れるのがよいです。雑務についても医師全員で公平に分担しているため、残業が少ないこともすごいですよね。残業が多いと疲弊してしまうのは否めませんが、この病院の働き方なら自分の時間を確保できるので勉強もしっかりできます。

また、他科・多職種との連携がスムーズなのもこの病院の特徴です。他の大病院では、他科の医師に連携を依頼するときには電子カルテを通してやりとりしなくてはなりませんが、この病院では電話1本で済みます。人員が少ないぶん、横のつながりが築かれているのも働きやすい点ですね。

充実した環境がある中で、患者さんの命に関わる仕事ができることは魅力に感じます。また将来的にも循環器内科としての技術をもっと高めていきたいと考えていますし、そのために必要な経験を積むことができる環境だと感じています。

 

子育てしやすい環境でライフワークバランスが向上

ーー木村先生ご自身のライフワークバランスについて教えていただけますか?

今、4歳と2歳の子どもがいるので、子育てにはパワーを取られています。この病院では休みがしっかり取れ子育てにコミットできるので、同年代の育児中の先生たちにぜひおすすめしたいですね。他の病院に勤めているときは、平日だけでなく土日のいずれかにも出勤していたので、子どもと関わる機会が多くはありませんでした。

木村3

ーー子育て以外にも自分の時間を確保しやすいですね。

自分の趣味やスキルアップの時間としても活用しています。シフト制なので希望を出しておけば、学会に参加しやすいのもよいですね。他の病院では自分に割く時間が少なくなりがちですが、スキルアップは継続的に必要なので、その時間が取れるのもありがたいです。

 

 

研鑽を積みつつプライベートを充実

ーー目指す医師の姿についてお聞かせください。

私が他の病院に3年間国内留学したのは、もっとカテーテルの技術や知識を磨きたいと思ったからです。この病院では救急以外にもカテーテル治療も多く扱っています。スキルを極めることで、もっと貢献していきたいですね。

ーー入職を考えている方へのメッセージをお願いします。

教育環境としては、虚血性疾患に対する心臓カテーテル検査・治療、不整脈や心エコーの専門の医師が揃っているため、学びの多い環境だといえます。シフト制でオンオフが明確ですし、当直日以外は定時で帰れることが多いので自分の時間で研鑽を積めるのもよいですね。

また、専攻をフレキシブルに決められることも魅力です。救急や外科、循環器などいろいろと回ったうえで専攻を選べることは他の病院ではそうありません。もちろん、救急の緊迫した現場と循環器に興味がある先生にはおすすめです。

自己研鑽や育児がしやすい環境なので、仕事とプライベートを両立しながらスキルアップを目指したい方はぜひ志望してほしいですね。