Wanted doctor at Chiba prefectural hospital

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更新日:令和5(2023)年12月1日

認定看護師からのメッセージ(総合救急災害医療センター)

慢性心不全看護認定看護師・佐藤 千春

慢性心不全看護認定看護師・佐藤 千春

 慢性心不全看護認定看護師は、心不全や心筋梗塞など循環器疾患に対する看護のスペシャリストです。近年増加している心不全患者さんとそのご家族に、疾患の指導と生活を送るための調整をする役割を担っています。また、看護職への指導や相談も行っています。
 現在私は、心不全を繰り返している患者さんに対して、その生活方法を検討し、病棟全体で統一した看護が行えるように取り組んでいます。 患者さんの自宅での生活を知り、疾患指導や生活の調整をすることは、多忙な看護業務の中では困難なことも多くあります。しかし患者さんの話をじっくり聞き、自宅での生活を詳しく知ることは、心不全の悪化を予防するためには重要です。そのため認定看護師として、心不全や循環器疾患の再発を予防できるよう活動し、病棟全体としても看護水準が向上できるような役割を果たしていきたいと考えています。今後は、重症化した心不全や治療困難な心不全患者さんに対しても、苦痛を軽減し早期の回復を目指した入院生活が送れるよう看護していきたいと思います。

救急看護認定看護師・加藤 弘美

救急看護認定看護師・加藤 弘美救急看護認定看護師は、3次救急医療における特徴的な病態の患者さんへの看護実践を軸に活動しています。いつでも、どこでも対応できる(=準備性、予測性、即応性を持つ)ような、思考や行動のトレーニングを積み重ねています。初療では、外傷初期看護をはじめ、重症かつ緊急度の高い患者さんへのケアを展開しています。
また、集中治療室や病棟では、呼吸・循環・意識状態の不安定な患者さん、精神的危機状態にある患者家族への対応に努め、根拠ある看護実践を心がけています。
また、患者ケアの他に、院内・外における人材育成の一環として、蘇生教育などの患者急変対応への指導・普及活動に努めています。救命処置は、いつ必要になるかわかりません。

「備えあれば憂いなし」のごとく、いつでも対応できるような人材の育成を目標としています。

今後は、患者急変前の対応として、患者さんの病状の変化(悪化)の徴候を早期に発見し、悪化を防ぐケアができる人材を多く育成したいと考えています。

集中ケア認定看護師・菅沢 直美

集中ケア認定看護師・菅沢 直美 集中ケア認定看護師は、生命の危機状態にある患者さんの病態変化を予測し重篤化を予防し、早期に機能回復ができるように看護を提供することを役割としています。
 当院では突然の事故や病気の発症によって、心身ともにクリティカルな状況にある患者さん・ご家族が多数来院されます。高度救命救急センターという特性から、患者さんは自ら病院を選択し受診するのではなく、救急車で搬送され来院されます。初対面の私たちに身をゆだねざるを得ない状況に置かれ、入院生活を余儀なくされることは、どんなにか不安なことと思います。そのような状況で病と向き合い、健康を取り戻そうと頑張る患者さんの力になれるよう寄り添い、健康を取り戻しその人らしい生活が送れるよう「私達にしかできないことがある。すべては患者さんのために」という信念を持って、病棟のスタッフとともに日々奮闘しています。

 

精神科認定看護師(日本精神科看護協会認定)・磯田 正樹

精神科認定看護師(日本精神科看護協会認定)・磯田 正樹私は2015年に、うつ病看護領域、精神科認定看護師資格(日本精神科看護協会認定)を取得しました。
国内で、2012年の自殺者数が1997年以来15年ぶりに3万人を切りました。2006年に自殺対策基本法が施行されるなど、ここ数年の国を挙げた取り組みの成果や、失業改善など経済の好転が影響しているとも言われています。それでも1日当たり平均75人(単純計算で20分に1人)の老若男女が、何らかの理由で自らの命を絶っているのが「自殺大国日本」の現実なのです。
うつ病の症状とは「抑うつ気分」や「興味・喜びの喪失」であると共に、最も注意すべきは『死にたくなる病気』でもあることです。

千葉県精神科医療センターは、全国初の精神科救急病院であり、昼夜問わず入院患者様が搬送されてきます。入院に至った患者様には、不安や苦しみ、悲しみについて、じっくりと耳を傾け、『こころの状態』を共に感じ、ねぎらいの言葉をかけ、苦しみを少しでも軽くすることが大切だと考えます。

精神科認定看護師として、話を聞くことの大切さ、聴く態度、心構えなどをスタッフ全員に共有して貰えるように心がけています。そして、日々のケアを振り返り、患者様やその家族、関係職種と共にうつ病についての学びを深め、質の高いケアを提供し、その患者様らしい社会復帰を目指しています。今後は継続的な学習で専門的な知識を獲得し臨床へ還元できる精神科認定看護師になれるよう、自己研鑽に努めていきたいと考えます。

感染管理認定看護師・岩田  浩幸

感染管理認定看護師・岩田  浩幸

 感染管理認定看護師の役割は、感染に関する専門的な知識と技術を用いて、医療施設を利用する患者や家族、現場で働くすべての人を感染のリスクから守ることになります。感染対策は一人で行うことはできません。その役割を担うために、ICTメンバーやリンクナースの協力を得ながら、最新の知識や技術を医療施設内で実践し、また、組織横断的に多職種と協働できる能力が必要と考えています。令和2年は新型コロナウイルス感染症の流行によって、今まで医療施設で実践していた感染管理・対策が大きく変わる年になりました。こうした新しい感染症に対しても、いち早く正確な情報を集め、現場の感染対策を進めることも重要な役割といえます。今後も自己研鑽に励み、すべての人を不要な感染から守れるよう感染管理を実践したいと考えています。

訪問看護認定看護師・安田  貴子

訪問看護認定看護師・安田  貴子 今年7月に訪問看護認定看護師に合格しました。私は、本年度4月からアウトリーチセンターで通院困難患者や治療中断者への在宅支援を中心とした訪問活動を行っています。入院した患者さんは、治療の場所を病院から地域に移すことで、治療中心から生活が中心となり、その中に治療を取り入れた形に変化させます。患者さんのストレングス(強み)を生かし、治療を継続しながら充実した生活を送れるよう寄り添う看護をしていきたいと思います。当センターの基本戦略である、即応・集中・継続・包括医療の中で、訪問看護が担う役割は重要と感じています。多職種による訪問、フットワークの軽さと面倒見の良さが当センターの自慢です。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師・並木 亜希子

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師・並木 亜希子脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の役割は、「重篤化を回避」「早期リハビリテーションの促進」「今後を見据えた生活再構築のための生活支援」と多岐にわたります。認定看護師になり5年が経過しました。多くの経験の中、失語症のある患者への関わりは毎回思考錯誤しています。失語症と言っても人それぞれに症状は違います。自分の思いを伝えられず感情的になる方・自分なりのコミュニケーションツールを確立される方など、多くの事を関わりから学ばせてもらっています。「患者にとって一番の理解者(代弁者)でありたい」と思い、常に寄り添いその人の生活を再構築できる一助となれる看護を提供できるように取り組んでいます。

お問い合わせ

所属課室:病院局経営管理課医師・看護師確保対策室   担当者名:千葉県病院局経営管理課 看護師担当

電話番号:043-223-3969

ファックス番号:043-225-9330

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