海鳥を取り巻く食物連鎖から、海の生物多様性を感じよう! 県立中央博物館 分館海の博物館 マリンサイエンスギャラリー「うみ鳥っぷ2 [umi-Trip2] -海鳥と旅する食物連鎖の世界-」
発表日:令和7年12月5日
県立中央博物館 分館海の博物館
海鳥は海の食物連鎖(しょくもつれんさ)の頂点に立つ捕食者です。海鳥が暮らす海には、その餌になる魚やイカ、さらにその餌になる動物プランクトンなど、たくさんの生き物が住んでいます。また、海鳥が食事をした後の糞や、海鳥の死体は分解されて、海藻や植物プランクトンが育つための栄養になり、再び食物連鎖が始まります。
県立中央博物館 分館海の博物館(勝浦市)では、海鳥を取り巻く食物連鎖を展示するマリンサイエンスギャラリーを開催します。新たに制作した剥製標本をはじめとする豊富な資料で、生物多様性や海鳥と人とのかかわりについて伝えます。
開催期間
令和7(2025)年12月13日 (土曜日)
から令和8(2026)年5月10日 (日曜日)
開館時間:午前9時から午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)、年末年始(令和7年12月28日(日曜日)から令和8年1月4日(日曜日))
開催場所
内容

「うみ鳥っぷ2」のオリジナルロゴマーク
(エトロフウミスズメが採餌・排泄している様子)

逃げるトビウオ類を追うカツオドリ
展示構成
食物連鎖の世界へGO!
海鳥の餌や、そのまた餌になる生物、そして海鳥の天敵を多数展示し、多様な生物が複雑にかかわり合う生態系の面白さを紹介します。また、糞や死体など、生物が食べられた後も続く命の循環について解説し、奥深い食物連鎖の世界へと導きます。
餌の捕り方いろいろ
海鳥は種ごとに餌が違います。餌の特性に応じて、海に潜ったり、他の海鳥から奪い取ったり、海鳥の餌の捕り方も様々です。これらの違いは、各種の翼や脚やくちばしなどの形にも現れます。餌やその捕り方に注目し、海鳥の多様性を剥製と映像資料で紹介します。
海鳥のお子様ランチと晩酌セット
海鳥の中には、親鳥が雛にも質の良い餌をたくさん与えつつ自身の体調も整えるために、雛用と自分用とで餌や餌場を変えるものがいます。子育てにまつわる驚きのスゴ技について、最新の研究成果を踏まえてわかりやすく解説します。
人と海鳥のかかわり
海鳥を取り巻く食物連鎖は人とも深くかかわっています。人が海鳥を食べてきた歴史、海鳥の糞が肥料として重要な資源であること、プラスチックごみによる海洋汚染や人が野生化させたネコによる捕食が海鳥に与える影響などを、多様な切り口で紹介します。
関連イベント
展示解説「うみ鳥っぷトーク」
毎回異なるテーマで、展示内容を担当学芸員がわかりやすく解説します。
日時 会期中の毎月第2土曜日 午後2時30分から午後3時
対象 どなたでも
定員 20名(申込不要)
参加費 無料(別途入場料が必要です)
講座「海鳥はグルメ?実証クッキング!」
千葉の水産物を調理して、海の食物連鎖を感じましょう。
日時 令和8年2月11日(水曜日・祝日) 午前10時30分から午後1時
対象 小学生以上の親子
定員 8組(要事前申込)
参加費 保険料50円
会場 勝浦市芸術文化交流センター キュステ
申込 メール・電話・当館窓口 ※募集中。詳細は
当館ホームページ
を御確認ください。
観察会「銚子漁港でカモメに包囲されよう!」
漁港で水揚げを見学し、カモメ類が集まる理由に迫りましょう。
日時 令和8年2月21日(土曜日) 午前10時から午後2時
対象 小学生以上
定員 20名(要事前申込)
参加費 保険料50円
会場 銚子漁港・銚子ポートタワー(集合・解散:銚子ポートタワー)
申込 メール・電話・当館窓口 ※募集中。詳細は
当館ホームページ
を御確認ください。
※この他にも講座・観察会、巡回展示があります。詳細は
当館ホームページ
を御確認ください。
費用
入場料 一般200円、高校・大学生100円
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人は無料
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報道発表用記事