県立中央博物館 秋の展示「水辺の昆虫」
発表日:令和7年10月10日
県立中央博物館
県立中央博物館(千葉市)では、水辺に暮らす昆虫の多様な世界を紹介する展示を開催します。田んぼや川、池、海岸など身近な水辺には、多くの昆虫が生息していますが、都市化や外来種の影響等でその生息地は失われつつあります。
本展示では、標本や生きた昆虫の展示を通して昆虫たちの姿を伝えるとともに、希少種の保全や市民研究員※ と連携した調査研究など、博物館の取組も紹介します。
開催日時
令和7(2025)年10月18日 (土曜日)
から令和7(2025)年12月21日 (日曜日)
※生体展示(生きた水辺の昆虫を見てみよう)は令和7年10月11日(土曜日)から12月21日(日曜日)
開館時間:午前9時から午後4時30分(入館は午後4時まで)
休館日:月曜日(月曜日が祝休日の場合は翌平日)
開催場所
内容

チョウトンボ
展示構成
水辺に適応した昆虫
川の上流から下流、田んぼや沼、海岸など、環境によって、様々な昆虫を見ることができます。今回の展示では、それぞれの場所に生息する昆虫を紹介します。

オオミズスマシ
中央博物館の水辺の昆虫コレクション
県立中央博物館では、博物館の重要な役割の一つとして、長年にわたり、多くの昆虫を収集・保管してきました。
昨年度、新たに寄贈を受けたトンボのコレクションを中心に、当館が所蔵する水辺の昆虫コレクションを紹介します。

エゾイトトンボ
絶滅の危機に瀕する水辺の昆虫
水辺の環境は、農業や都市開発などの影響を受けやすく、そこに暮らす昆虫たちも年々数を減らしています。県内に生息する希少な昆虫「シャープゲンゴロウモドキ」を例に、保全にかかわる取組等を紹介します。

シャープゲンゴロウモドキ
博物館が果たす役割
水辺の昆虫についての調査研究には、当館の研究員の助言を受けつつ、個々のテーマに沿った研究をしている、市民研究員※ も参加しています。こうした活動を通して、身近な自然や環境問題について紹介します。

ヒロアタマナガレトビケラ
生きた水辺の昆虫を見てみよう
生態園オリエンテーションハウスでは、タガメやゲンゴロウ、ガムシなどが実際に水槽の中で泳ぐ姿を観察できます。
関連行事
中央博×鴨シー 水生昆虫の保全現場を見学しよう
鴨川シーワールドが行っている水生昆虫の保全現場を見学します。
日時 11月9日(日曜日)午後1時00分から午後3時00分
定員 24人(事前申込)
参加費 保険料50円(別途鴨川シーワールド入館料が必要です)
会場 鴨川シーワールド
ミュージアムトーク
担当研究員による展示解説を行います。
日時 10月18日(土曜日)、10月25日(土曜日)、 11月3日(月曜日・祝日)、11月23日(日曜日・祝日)、12月7日(日曜日)、12月20日(土曜日) 各日とも午前11時00分から午前11時30分、午後2時30分から午後3時00分
参加費 無料(別途入館料が必要です)
会場 県立中央博物館
申込 当日受付
館外での関連講演会
県立西部図書館サイエンス・カフェ「水辺の昆虫」
日時 11月1日(土曜日)午後2時00分から午後4時00分
定員 会場36名、Zoom 定員なし
参加費 無料
講師 樽 宗一朗(県立中央博物館 研究員)
会場 県立西部図書館
〈参考〉 ※市民研究員
県立中央博物館が市民の生涯学習を支援し、博物館活動を共に充実させるために受け入れている地域の研究協力者です。博物館職員の助言を受けながら、各自のテーマに基づき調査研究を行います。
費用
入館料 一般300円、高校生・大学生150円
※中学生以下・65歳以上・障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人無料
※11月3日(月曜日・祝日)文化の日はどなたでも無料
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報道発表用記事