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報道発表案件

更新日:令和6(2024)年3月18日

ページ番号:649029

【開館50周年記念】地元企業ZOZOとコラボレーション!「HELLO! コレクション ZOZO×千葉県立美術館」

発表日:令和6年3月18日
県立美術館

県立美術館(千葉市)では、開館から50周年を迎える本年、地元千葉市に本社を構える株式会社ZOZOと連携した展覧会「HELLO! コレクション ZOZO×千葉県立美術館」を開催します。
本展は、県立美術館のコレクションとZOZOが持つ現代アートが出会う初めての展覧会です。当館コレクションからは、ギュスターヴ・クールベなど新たな表現に挑戦した作品を展示する他、ZOZOコレクションからは、ラグジュアリーブランドやデザイナーズブランドを取り扱う「ZOZOVILLA(ゾゾヴィラ)」のトップページを飾った井田幸昌(いだゆきまさ)ら気鋭の現代アーティストの作品を展示し、各時代の「現代アート」が次の時代の表現へ結びつくさまを紹介します。
また、会期中には、ZOZOコレクションを手掛けた井田幸昌、Hi-dutch(はいだっち)、矢入幸一(やいりこういち)が来館し、アーティスト本人による子ども向けワークショップを開催します。
ZOZOコレクションとの出会いにより、当館コレクションの新たな価値を発信するともに、アートを通じて次世代を担う子どもたちの感性を育みます。

開催期間

令和6(2024)年4月6日 (土曜日) から令和6(2024)年5月19日 (日曜日) 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
開館時間:午前9時から午後4時30分(入場は午後4時まで)

開催場所

名称 千葉県立美術館
住所 千葉県千葉市中央区中央港1-10-1
電話 043-242-8311
ホームページ 県立美術館ホームページ外部サイトへのリンク

内容

井田幸昌《Monkey puzzle》
【ZOZOコレクション】井田幸昌《Monkey puzzle》2021年©Yukimasa Ida

展示構成

現代アートってなんだろう? 近代美術史に生まれた新しい表現

近代以降、次々と生まれた美術表現について、国内外で時代を切り開き、新たな美術表現を追い求めた作家たちによる作品を紹介します。
当館コレクションから、レアリスムによって既存の美術制度に一石を投じた画家ギュスターヴ・クールベの作品や、ロダン研究によって日本における立体表現の近代化を推し進めた高村光太郎らの作品を展示し、各時代における「現代アートとはなにか?」を紐解きます。
ギュスターヴ・クールベ《雪の中の小鹿》
【当館コレクション】
ギュスターヴ・クールベ《雪の中の小鹿》1869年頃
1819年生まれ。既存の美術制度にとらわれず「生きた芸術」を創りだそうと制作を行った。
レアリスムの中心人物であり、パレットナイフを用いた独自の表現を確立した。

高村光太郎《手》

【当館コレクション】高村光太郎《手》1918年
1883年生まれ。ロダンをはじめ、海外における同時代の美術動向を熱心に研究し、国内に普及した。
ロダンは習作として身体の一部を取り上げた作品を制作したが、高村はひとつの作品として発表した。

‘いま’をつくる現代アート

ZOZOコレクションからは、ファッションEC「ZOZOTOWN」上のラグジュアリー&デザイナーズゾーン「ZOZOVILLA」のメインビジュアルを飾った5人の気鋭の現代アーティスト(井田幸昌(いだゆきまさ)、ロッカクアヤコ、Hi-dutch(はいだっち)、矢入幸一(やいりこういち)、長場雄(ながばゆう))の作品を展示します。また、当館コレクションからは、ZOZOコレクションに関係する作品として、近年当館において個展を開催したロッカクアヤコ、クワクボリョウタらの作品を展示し、2020年代を中心に、まさに‘いま’を駆ける現代美術の表現を紹介します。(画像を使用される場合には、クレジットの併記をお願いします。)
井田幸昌《Monkey puzzle》

【ZOZOコレクション】井田幸昌《Monkey puzzle》2021年©Yukimasa Ida
1990年生まれ。「一期一会」をテーマに作品を制作する。
近年Diorとのコラボレーションを発表し、令和5年には個展「Panta Rhei|パンタ・レイ-世界が存在する限り」が鳥取、京都で巡回するなど、国内外で注目を集めている。

ロッカクアヤコ《Untitled》

【ZOZOコレクション】ロッカクアヤコ《Untitled》2022年©Ayako Rokkaku
1982年生まれ。20歳頃から独学で絵をはじめ、絵筆を使わず手に直接絵の具をつけて制作を行う。
オランダやスロバキアの美術館で個展を開催した他、千葉県出身で、2020年には千葉県立美術館にて大規模な個展を開催。
ロッカクアヤコ《Untitled》
【当館コレクション】ロッカクアヤコ《Untitled》2020年©Ayako Rokkaku

Hi-dutch《EARTH CAMO》

【ZOZOコレクション】Hi-dutch《EARTH CAMO》2022年©2022 hi-dutch
1972年生まれ。千葉県在住。
サーフボードリペアのキャリアにより習得した樹脂を用いた技術を用いて、毛糸、木材、樹脂を合わせた視覚表現を続けている。
国内のみならず、アメリカ、香港、台湾、オーストラリアなど海外のグループ展においても作品を発表。

矢入幸一《10/31》

【ZOZOコレクション】矢入幸一《10/31》2022年©Koichi Yairi
1992年生まれ。Ghostをモチーフに作品を展開し、グラフィックの世界のみならず、ファッション業界からも注目を浴びる。
国内の他、ロンドン、韓国など国内外で個展を開催。

長場雄《The Card Players》

【ZOZOコレクション】長場雄《The Card Players》2023年©Yu Nagaba
1976年生まれ。モチーフには自身が幼少期やその後に出会った映画、アート、音楽などが選ばれ、90年代のアメリカカルチャーからの影響を色濃く受けている。
国内外の名だたるブランドとコラボレーションしている。
2019年以降、ドローイングからキャンバスへと作品が展開し、国内外で作品を発表。

関連イベント

作家本人が来館! ワークショップで貴重なアート体験

「新しい価値をソウゾウする」をテーマに、子どもたちが作家とともに作品の創作活動に挑戦できるワークショップを開催します。講師として、展示予定のZOZOコレクションの作家 井田幸昌、Hi-dutch、矢入幸一が参加予定です。【いずれも要事前申込、申込多数抽選】
「自画像を描こう」講師:井田幸昌
井田幸昌ワークショップ
キャンバスとアクリル絵の具を使って等身大の自分を描きます。
日時 4月6日(土曜日)
13時から14時20分、14時40分から16時
対象年齢 小学生
定員 各回50名
料金 2000円(予定)
「段ボールから海の生き物をつくろう」講師:Hi-dutch
Hi-dutchワークショップ
段ボールを再利用して海の生き物の型をつくり、好きな色の毛糸を貼り付けて作品を完成させます。
日時 4月13日(土曜日)、5月11日(土曜日)
10時から11時、13時から14時、15時から16時
対象年齢 小学生
定員 各回15名
料金 2000円(予定)
「トートバッグにシルクスクリーンで印刷してみよう」講師:矢入幸一
矢入幸一ワークショップ
自由に絵を描き、矢入幸一がデザインしたキャラクター「Ghost」をシルクスクリーンで印刷してトートバッグを完成させます。
日時 4月20日(土曜日)
10時から11時、13時から14時、15時から16時
対象年齢 3歳から高校生
定員 各回15名
料金 2000円(予定)

自由に創作を楽しめる体験コーナー

常設の体験コンテンツとして、来場者が自由に創作活動を楽しめるセルフワークショップのコーナーを設置します。
井田幸昌、Hi-dutch、矢入幸一の3作家がプロデュースしたワークショップでは、スタンプや塗り絵をベースとしながらも、作家独自の視点でつくられた体験をお楽しみいただけます。

株式会社ZOZOと県立美術館の連携について

県立美術館では、この春、「千葉県立美術館活性化基本構想」を策定し、新たなスタートを切ります。
本展では、地元企業である株式会社ZOZOとの連携により、従来とは異なる切り口で作品を展示することで、コレクションの新たな価値を発信し、「新たな出会いと発見の場」をつくります。また、若手アーティストによる子ども向けワークショップの開催により、若手アーティストの活動の場を提供するとともに、子どもたちにアートに触れる楽しさを伝えることでその感性を育みます。
株式会社ZOZOにおいても、「持続可能な地域づくりへの貢献」の一環として次世代を担う子どもたちに向けた活動に取り組んでいます。本事業では同じ理念を持つ株式会社ZOZOとの連携を通じて、千葉ならではのアートシーンを創出するとともに、アートに触れる楽しさを提供し、次世代の感性を育みます。

費用

入場料:一般300円、高校生・大学生150円
※中学生以下、65歳以上、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人無料