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報道発表案件

更新日:令和6(2024)年1月26日

ページ番号:634888

【千葉県誕生150周年記念】千葉県立美術館 企画展「アーツ・アンド・クラフツとデザイン-ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで-」

発表日:令和6年1月26日
県立美術館

今から約150年前のイギリスで始まった「アーツ・アンド・クラフツ運動」。「美しいデザインと上質なものづくりが生活を豊かにする」という理念は世界各地に広がり、暮らしを彩るさまざまなデザインが生み出されました。
本展では、この運動を牽引したウィリアム・モリスや、建築家フランク・ロイド・ライト、ティファニー・スタジオの壁紙、家具、宝飾品など約140点を展示。あわせて、同運動の影響を受けて活躍した県ゆかりの作家の作品を展示し、海を越えて千葉にも及んだアーツ・アンド・クラフツの理念とその広がりをご紹介します。

開催期間

令和6(2024)年1月30日 (火曜日) から令和6(2024)年3月24日 (日曜日) 休館日:月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)
開館時間:午前9時から午後4時30分(入場は午後4時まで)

開催場所

名称 千葉県立美術館
住所 千葉県千葉市中央区中央港1-10-1
電話 043-242-8311
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内容

展示概要

モリス・マーシャル・フォークナー商会とモリス商会 

ウィリアム・モリス《いちご泥棒》1883年ウィリアム・モリス《いちご泥棒》1883年 Photo (c) Brain Trust Inc.
アーツ・アンド・クラフツ運動の中心人物であるイギリスの作家ウィリアム・モリスが手掛けた壁紙、家具、書籍など、同運動の原点ともいえる作品と、モリス商会で助手を務めたジョン・ヘンリー・ダール、モリスの次女メイ・モリスの作品を紹介します。

アーツ・アンド・クラフツ展覧会協会

C・F・A・ヴォイジー《ポピー》1895 年C・F・A・ヴォイジー《ポピー》1895年 Photo (c) Brain Trust Inc.
1887年、アーツ・アンド・クラフツ展覧会協会が開設されます。本章では、同協会で重要な役割を果たした5人の作家による作品を展示し、後のアーツ・アンド・クラフツ運動に大きな影響を与えた同協会の活動をたどります。

英国におけるアーツ・アンド・クラフツの展開

おそらくエドワード・スペンサー《銀とムーンストーンのネックレス》制作年不詳おそらくエドワード・スペンサー《銀とムーンストーンのネックレス》制作年不詳 Photo (c) Brain Trust Inc.
モリスの没後、アーツ・アンド・クラフツ運動はイギリス各地に波及します。本章ではテキスタイル、家具、金工などの制作・販売を行ったリバティ商会をはじめ、イギリス全土に展開した同運動の大きなうねりと共に、人々の生活に「優れたデザインと上質なものづくり」が浸透していく様子を紹介します。

アメリカでのアーツ・アンド・クラフツ 

《三輪のリリィの金色ランプ》1901-1925年《三輪のリリィの金色ランプ》1901-1925年 Photo (c) Brain Trust Inc.
アーツ・アンド・クラフツ運動はアメリカで独自の展開を見せます。建築家フランク・ロイド・ライトは、モリスらの重要性を認めながらも、機械生産がもつ創造性を重視し、新たな方向性を提示しました。本章ではライトのステンドグラスや、ティファニー・スタジオの家具など、アメリカにおける同運動の展開をご紹介します。

千葉県立美術館 特別企画

「千葉とアーツ・アンド・クラフツ」

浅井忠《絵皿》明治34(1901)年浅井忠《絵皿》明治34(1901)年
県立美術館の独自企画「千葉とアーツ・アンド・クラフツ」を開催。当館コレクションのうちアーツ・アンド・クラフツ運動に関連する作品を展示し、イギリスで始まった同運動が千葉県の文化芸術の発展にどのような影響を及ぼしたのか紹介します。
また、研究員による論考集『千葉とアーツ・アンド・クラフツ』を特設ショップで販売します。

新形態のマーケットショップ「MuMa」が限定オープン!

特設ショップ「MuMa」ロゴ特設ショップ「MuMa」ロゴ
会期中、館内に特設ショップ「MuMa(Museum×Market)」がオープン。
県内を中心に活動する小売業者が交代で出店し、アートとデザインに関する古本や、県内のクラフト作家による作品、手作りのアクセサリーなどを販売します。

関連イベント

オープニングイベント

地域振興や人々の生活に関わるデザインの研究・実践に携わってきた千葉大学教授の植田 憲(うえだ あきら)氏と当館館長による、千葉とアーツ・アンド・クラフツに関するトークイベントを開催します。
登壇者
植田 憲 氏(千葉大学 デザイン・リサーチ・インスティテュート デザイン文化計画研究室教授)
貝塚 健(かいづか つよし)(千葉県立美術館館長)
日時
2月3日(土曜日)12時から13時(11時30分受付開始)
参加費
無料(別途入場料が必要です)

美術講演会「アーツ・アンド・クラフツとデザイン-ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで-」

講師
藤田 治彦(ふじた はるひこ)氏(大阪大学名誉教授)
日時
2月17日(土曜日)14時から15時30分(13時30分受付開始)
定員
180人(当日受付、先着順)
参加費
無料

ワークショップA「プライスプリット技法でストラップをつくろう」

講師
北出 香都子(きたで かとこ)氏(織作家、千葉県美術会理事)
日時
2月3日(土曜日)13時から15時
定員
15人(事前申込、申込多数抽選)
参加費
1200円

ワークショップB 千葉大学連携事業「万祝型紙であそぼう-房州うちわをデザインする-(仮)」

講師
植田 憲 氏(千葉大学 デザイン・リサーチ・インスティテュート デザイン文化計画研究室教授)
日時
3月3日(日曜日)13時30分から15時
定員
20人(事前申込、申込多数抽選)
参加費
未定

費用

入場料 一般:500円 高校生・大学生:250円
※中学生以下、65歳以上、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人無料