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更新日:令和6(2024)年3月29日

ページ番号:653441

津波のしくみ

津波のしくみ

  • 海底下で大きな地震が発生した時、海底が隆起もしくは沈降する場合があります。これに伴って海面が変動し、大きな波となって伝播するものが津波です。
  • 普通の波は風力などによる海面(表面)付近での変動ですが、津波は海底地形が変形することで発生しますので、変形した地域の海底から海面までのすべての海水が巨大な水の塊となって押し寄せてきます。したがって、そのエネルギーはたいへん大きいものです。高さが50cm程度の津波であっても立っていられず、流されてしまいます。
  • 津波の速度は水深と関係があり、深いところでは速く浅いところでは遅くなります。
  • 津波の高さは、速度とは反対に、深いところでは低く浅いところでは高くなります。
  • 沖合いで津波が発生しても陸地からはほとんどわかりません。目の前に迫ってからでは逃げ遅れてしまいます。
  • 海岸にいるときに強い揺れや長い揺れがあった場合は、津波が襲ってくることを考えて、できるだけ海岸から遠く離れ、高いところにすぐに逃げてください。津波は引き波で始まるとは限らず、最初から大きな波が押し寄せる場合があります。また、津波は1回ではなく繰り返し押し寄せ、後からくる波の方が大きい場合もありますので、津波警報等が解除されるまでは避難を続け、けっして海岸に近づかないでください。

津波警報、津波注意報の種類

種類 想定される被害と取るべき行動
大津波警報
  • 木造家屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれます。
  • 一人ひとりが、迅速かつ主体的に海岸からより遠く、より安全な場所を目指して避難してください。
津波警報
  • 標高の低いところでは津波が襲い、浸水被害が発生します。人は津波による流れに巻き込まれます。
  • 一人ひとりが、迅速かつ主体的に海岸からより遠く、より安全な場所を目指して避難してください。
津波注意報
  • 海の中では人は速い流れに巻き込まれ、また、養殖いかだが流失し小型船舶が転覆します。海の中にいる人はただちに海から上がって、海岸から離れてください。

津波の遡上

  • 一般に約1キロメートル浸水して、1メートル程度津波の高さが減少します。
  • 浸水する時だけでなく、津波が引く時も大きな被害が出ます。
  • 低い津波でも足を捕られ、転倒して津波に飲み込まれた例もあります。
  • 地形によっては、海岸での高さの2倍以上に津波が斜面をはい上がる場合もあります。

お問い合わせ

所属課室:防災危機管理部危機管理政策課地域防災支援室

電話番号:043-223-2176

ファックス番号:043-222-5208

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