ここから本文です。
ホーム > 防災・安全・安心 > 被害状況・被災者支援 > 被災者支援 > 災害ボランティア > 多様な主体による災害ボランティア活動の推進体制について
更新日:令和7(2025)年11月26日
ページ番号:786419
大規模災害の発生時には、行政が全ての被災者支援を行うことは難しいため、一般ボランティアのほか、専門的なスキルやノウハウを持つ災害ボランティア団体や企業等、多様な主体と連携・協力していくことが重要となっています。このような中、多様な主体の活動調整や情報共有を担う災害中間支援組織の役割が増しています。
多様な主体が被災者支援活動を行う中で、被災地での混乱を防ぎ、多岐にわたる支援ニーズに対応するためには、行政、災害ボランティアセンター(社会福祉協議会)、災害中間支援組織(NPO等)の三者それぞれが、把握している情報とリソースを持ち寄り、支援の全体像を共有し、主体間で活動を調整しながら連携・協働して被災者支援を行うことが求められます。

被災者支援における三者連携体制
災害時には、市町村社会福祉協議会が運営する「市町村災害ボランティアセンター」が、一般ボランティアの受入登録・派遣等を行います。
また、大規模災害時には、県が設置し「千葉県災害ボランティアセンター連絡会(※)」が運営する「千葉県災害ボランティアセンター」が、先遣隊・支援隊の被災地への派遣等、「市町村災害ボランティアセンター」の後方支援を行います。
(※)県内で防災・被災者支援活動を行う16団体を主な構成員とし、千葉県社会福祉協議会及び日本赤十字社千葉県支部が事務局を担います。

災害発生時に、多様な主体がそれぞれの専門性や特長を生かして効果的に活動できるよう、多様な主体の活動調整や情報共有を「災害中間支援組織」が担っています。
千葉県では、令和元年房総半島台風等での災害ボランティア活動を契機に、有志により令和3年に結成された「災害支援ネットワークちば(CVOAD)」が、県域の災害中間支援組織として活動しています。

三者連携訓練(コア会議運営訓練)の様子
写真提供:全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)
三者連携による被災者支援が災害時に有効に機能するためには、平時から顔の見える関係作りや連携方法を確認しておくことが必要です。このため千葉県では、令和6年度からCVOADと共同で「災害ボランティア地域ミーティング」を開催し、各地域(市町村域)における三者連携体制の構築を目指しています。
また、この三者連携体制による被災者支援をより実効性を高いものとするため、災害支援関係者を対象とした「千葉県災害支援関係者連絡会議(ふさの国会議)」や、市町村域の災害中間支援組織の担い手を育成するための研修会を開催します。
各地域において被災者支援の主体(市町村、市町村社会福祉協議会、地域の市民活動支援団体等)が集まり、地域の支援リソースを確認し、役割分担や発災時における連携のあり方について、意識の共有・検討を行います。
グループワークでは、具体的なシチュエーションが記載された課題シートをもとに、市町村、市町村社会福祉協議会、地域の市民活動支援団体等のセクターごとに、発災時を想定した対応方法について検討を行いました。
葛南地域…令和7年2月20日 TKP千葉駅東口ビジネスセンター


令和6年度災害ボランティア地域ミーティング(海匝・山武地域)の様子
過去の大規模災害における被災者支援においては、支援の漏れやムラが問題となったことを踏まえ、今年度は、ボランティアの活動調整の場となる情報共有会議(オンライン)を模擬的に実施し、関係者への情報発信と情報共有の重要性を実践形式で学びます。
葛南地域+千葉市、東葛飾地域、印旛地域、香取地域は、令和8年1月~2月開催予定


令和7年度災害ボランティア地域ミーティングの様子(情報共有会議の模擬演習)
県内の支援主体を集めて先進事例の講演と意見交換会を実施することにより、災害支援のスキルアップを図るとともに、多様な災害支援関係者と顔の見える関係を築きます。
※開催日時・会場については、決定次第お知らせします。(令和8年2月、千葉市内開催予定)
市町村行政、市町村社協、中間支援組織、士業、県内の災害支援団体等
先進事例を学び、発災時にそれぞれのセクターの役割を考えるとともに、参加者同士の交流を図ります。
県内の大学生、高校生
IVUSA・ぼ活!から先進事例を学び、災害ボランティア活動をしてみたい学生、スキルを活かしてボランティアをしてみたい学生に何ができるのかを考えます。また参加者同士の交流を図ります。
民間の中間支援組織(市民活動支援団体)、市町村の市民活動支援センター関係者のほか、災害時の支援活動に関心のある団体・個人など、幅広く参加者を募集します。
令和7年11月29日(土曜日)、30日(日曜日)午前9時30分から午後4時30分
※原則2日間の参加を推奨しますが、1日のみの参加も可能です。
まつど市民活動サポートセンター(松戸市上矢切299-1)
災害の知識、災害支援に関する知識、災害関連の法令に関する知識、多様な支援主体の理解、情報共有会議の知識、災害支援を巡る現状への理解など。
加納 基成氏(千葉南部災害支援センター、災害支援ネットワークちばCVOAD代表)
令和7年11月20日(木曜日)までに、ページ下にある【メールでお問い合わせ】からお申し込み下さい。
「内容」欄に以下の(1)から(3)の事項を記入願います。
(1)団体名(2)参加者の職・氏名
(3)参加希望日を選択して下さい(A 両日、B 11月29日のみ、C 11月30日のみ)
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください