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更新日:令和6(2024)年3月27日

ページ番号:8674

手賀排水機場の役割について

概要

本施設は、国営手賀沼干拓事業により昭和31年に完成した排水機場です。降雨時には流域約160km2※1(柏市、印西市、我孫子市、鎌ケ谷市、白井市、流山市及び松戸市)から手賀沼に流入する洪水を手賀川の流末にて毎秒40m3※2で利根川へ強制排水することで、受益地3,400haを保全しており、近年では、流域の都市開発や道路等の浸水対策にも効果を発揮し、農地以外の社会共通資本の防災対策上も重要な施設となっています。

50年以上、手賀沼流域の排水を行ってきた本施設ですが、令和3年度に事業化された国営総合農地防災事業によって、新たな施設に改修されることになっています。

※1柏市(115km2)と我孫子市(43km2)の面積を合算したほどの広さ

※225mプール(325m3)を約10秒間でプールをいっぱいにできる量

手賀排水機場の位置

手賀排水機場の位置

手賀排水機場の対象流域

手賀排水機場の対象流域

排水機場(外観)

手賀排水機場(外観)

手賀排水機場ポンプ

排水ポンプ

排水機場のしくみ

手賀沼に集まる雨水の量と利根川の水位に応じて、運転のしかたを変えます。

排水機場のしくみ

手賀排水機場の運転のしかた

(1)ふだん手賀沼の水位は、かんがい期ではY.P.+2.20m、非かんがい期ではY.P.+1.80mに保つようになっています。(大雨の時は、沼周辺の農地や住宅に浸水の被害が出ないように最高Y.P.+3.75m以下になるように計画されています→上図)雨が降り、利根川の水位が手賀沼の水位より高くなって、自然に利根川へ流れなくなると、手賀樋門が閉じられ、排水機場のポンプが運転を始めます。

(2)利根川との水位の差が3.5mまでは、「並列」(図-2)で運転されます。それ以上の差になると「直列」(図-3)に切り替えられ、より強い力で排水されます。

手賀排水機場の平面図

排水機場の設備

手賀排水機場設備の内容です。

排水機場の設備一覧

ポンプ

口径1,700斜流ポンプ6台

原動機

400kwモーター6台

形式

横型直並列運転式

実揚程

(水を排水する高さ)

低水位時3.5m

高水位時7.0m

容量

(1秒間に排水する水の量)

低水位時(並列)40m3/秒

高水位時(直列)20m3/秒

排水樋管

(利根川に流す水路の大きさ)

4m×4m×2連

自然排水時とポンプ排水時の排水機場の様子

手賀排水機場(普段)

手賀沼側(自然排水-水門開)

利根川(普段)

利根川側(自然排水)

手賀排水機場(台風)

手賀沼側(ポンプ排水-水門閉)

利根川(台風)

利根川側(ポンプ排水)

お問い合わせ

所属課室:農林水産部東葛飾農業事務所地域整備課

電話番号:04-7143-4123

ファックス番号:04-7144-8260

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