施設の紹介
知っていますか?
利根川の田中調整池にある「利根排水機場」は、洪水になっても大丈夫なように、1階部分は空洞になっています。

- 戦後の食糧増産政策として、昭和20年代に田中(洪水)調節池内に整備された優良農地を守るため、青山排水機場及び利根排水機場が整備されました。
- これらの排水機場は、市街地を含む2,500ヘクタール(うち農地約1,000ヘクタール)の地域排水を担っており、利根土地改良区が運転管理を行っています。

- 洪水調整池は洪水時に、上流から流れてくる水の一部をためて下流に流れる量を減らし、洪水の被害を防ぐ働きをもっています。
この丸い構造物は何か分かりますか?


水管

ポンプ
これは、円筒分水工というものです。
- 18mの高台にある円筒分水工へは、手賀沼から農業用水がポンプでくみ上げられています。
- 円筒分水の中央にはき出された農業用水は、内側の水槽から外側の水槽にあふれ出します。円筒分水の外側の水槽は、分水する2つの地域の面積比率で区切られているため、農業用水が公平に配られるようになっています。
- この施設は、昭和40年に手賀沼地域の大切な農業用水の水源として整備され、現在は手賀沼土地改良区が管理をしています。
がんばっています!
歴史を感じさせる木造のポンプ場の中で、63歳(平成25年現在)のポンプが現役で地域の排水を行っています。
江川排水機場
- 利根運河の改修に伴い昭和25年に設置され、その後、維持管理事業等により適切な補修を行いながら使用しています。
- 隣接する新江川排水機場(県営湛水防除事業で昭和46年に設置)と併せて、1400ヘクタール余(うち農地約120ヘクタール)の地域排水を行っています。
- 運転管理は、野田市江川土地改良区が行っています。
こんなこともやっています!
建物の外壁、屋根などの色を景観にに配慮した色として整備しました。

- 排水機場を改築するに当たり、我孫子市と協議をして周囲の景観にあわせた色彩のものとしました。
- 右が旧排水機場で、左の新排水機場は外壁をコンクリートそのままの色、屋根はダークブラウンとしました。
小学児童が手賀排水機場の役割を勉強しています

- 千葉県が管理する手賀排水機場内の展示施設やポンプの実物を利用した「手賀沼の干拓や土地改良事業の目的」、「手賀排水機場の役割」等の校外学習が県内外の小学生を対象に行われています。
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