城下町であり、ベッドタウンであり、農業地帯。
佐倉には人と人が繋がるコミュニティが生まれています。

鳥海孝範さん

移住支援者 鳥海孝範さん

ジャンプするチーバくん

鳥海孝範さんはゲストハウス「おもてなしラボ」を立ち上げ、コミュニティスペースを併設することで、小学生から高齢者まで幅広い人が集まる場を作り、誰もが関われる地域作りに貢献しています。

ゲストハウスがある地域は城下町

昭和31年に建てられた家屋を活用した「おもてなしラボ」を運営しています。成田空港から電車で20分というアクセスの良さを活用したゲストハウスのほか、コミュニティスペース、コワーキングスペース、レンタルスペースを兼ねた複合的な場として、地域住民や国内外の観光客が利用しています。「おもてなしラボ」がある佐倉市は、都心まで1時間圏内のベッドタウンで、都心に働きに出る方が多い地域です。東京から訪れると最初に田園風景が広がる場所であり、城下町だったので、歴史的な建造物や多数の日本刀が収蔵された美術館もあるなど、日本文化が随所に残る町でもあります。ゲストハウスは、京成佐倉駅から徒歩10分ほどの場所にあります。
イベントの様子

住んでいながら地元の事を良く知らなかった

元々は地域情報誌を佐倉市内で作っていたのですが、「佐倉のことを知らない」と仲間内で話していて、佐倉市を知るためのプロジェクトとして始めました。「おもてなしラボ」を始めたことで、佐倉市を知ることができたし、面白い街だなという発見が多くありました。 ベッドタウンとして住んでいる人が多いからか、地元の魅力を知らない人が多いと感じています。そういった人たちに佐倉の良さや歴史とか文化を伝えていきたいと思い運営しています。

子どもたちと外国人が駄菓子で一緒に遊んでいる場所

コミュニティスペースは地元の人達が使っていて、ゲストハウスの利用者とも接点が持てる場にしています。この場を通じて人と人が繋がっていくことを日々実感しています。たとえば、コミュニティスペースに駄菓子を置いているので、近くの小学校の子どもが放課後に来て、お菓子を買って食べて、ゲームをする場所になっているのですが、そこでゲストハウスに宿泊する外国人が一緒になって遊んだりしています。この前も子どもが水飴を作っていて、それに興味を持ったメキシコの旅行者が話しかけた結果、子どもたちが割り箸で練り方を教えていました。 「佐倉の未来を考える会議」というものも何回か行いました。その参加者が立ち上げたイベントがきっかけとなって、今は佐倉一箱古本市というイベントが生まれています。 これは今では年2回、計10回以上開催されていますね。今では様々な団体が、定例会とか会議とかする度に「おもてなしラボ」を使ってくれているので、色んな人が出入りをしていて、それぞれの活動に僕が直接参加したり他の団体を繋げたりということも起きています。既に存在していたコミュニティ同士が繋がるという場にもなっているのは非常に面白いですね。

移住者が入って何かを始められる余白はいくらでもある

ゲストハウスの利用者は、外国人と日本人が半々ですが、空港利用者なので佐倉を目的地としていない人がほとんどです。だからこそ「来てみたら、結構いいところだな」って思ってもらえるようにしていかないと、という想いはあります。 佐倉のまちづくりは、正直今はまだ中途半端で途上段階だと思います。一方で、どうにでもなるというか、どうにでも変えられる場所なので、移住者が入って何かを始める余白はいくらでもあります。こういう場で自分の手で何かやってみたいという人がいればウェルカムです。繋がれる方を紹介できるので、一度遊びに来てもらえたらと思います。 移住する場所としては、佐倉は都内での生活と極端な環境変化がないので、自然もある暮らしに徐々に慣れていくにはちょうどいいです。成田空港が近いので、外国との関わりにも関心がある方が移住したり、きっかけとしてゲストハウスを訪れてもらえたらいいなと思います。

ゲストハウス利用者の集合写真

お問合せ

鳥海孝範さん

移住支援者

鳥海孝範さん

ゲストハウス・コワーキングスペース・レンタルスペース
「おもてなしラボ」
http://omotenashilab.com/
〒285-0023 千葉県佐倉市新町168番地
電話:043-310-7595

より良いウェブサイトにするために
みなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?