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更新日:令和6(2024)年10月1日
非破壊検査科は令和6年1月よりスタートした新設の訓練科です
非破壊検査科では、その名のとおり「非破壊検査技術」を習得することができる内容になっています。
市原市は、日本最大の京葉臨海コンビナートの一角を担っており、その周辺にはたくさんのプラント設備がつらなってあります。
非破壊検査業は、そういったプラント設備の検査に不可欠な業種です。
「ものを壊さずに」 その内部や表面の微細なきず、あるいは劣化の状態を調べる技術。
主に、石油・化学などのプラント設備の点検に用いられていることから、プラントドクターと言われることも。
船舶、航空機や構造物はもとより、今後は、道路、橋梁、トンネルといった社会インフラにも、適用が期待される技術です。
1つか2つ心当たりがありますか。
そんなあなたは、非破壊検査にむいています!
非破壊検査業界で活躍できる非破壊検査技術者を育成します
『資格取得が重要』
点検に用いられる非破壊検査には種類があります
〔例〕
非破壊検査科には資格取得のための専門カリキュラムがあります
特殊な溶液をつかい、検査物表面にある、小さく幅の狭い亀裂を発見出来るようにする試験です。毛細管現象を利用しています。
非破壊検査の中で最もポピュラーで広く用いられています。
にもかかわらず、航空機のエンジンなどにも用いられる、非常に精度の高い検査方法でもあります。
1月入校生については、在校中にJIS Z 2305認証 非破壊試験技術者資格を受験します。
超音波により、金属やコンクリート内部の様子を映し出す機器を使用して、検査物内部の亀裂を発見することが出来る試験です。
医療用として広く利用されているエコー検査と同じ原理です。
近年、機器の開発により、利用範囲が広まっています。
7月入校生については、在校中にJIS Z 2305認証 非破壊試験技術者資格を受験します。
磁気探傷試験は、浸透探傷試験と同じく、表面の欠陥を検出するための試験方法で、目的は同じですが、磁気の力(現象)を利用するのが特徴です。表面より少し内部(1mm程度)のきずも、見つけられることがあり、一般的にきずの検出能力はこちらの方が高いとされています。
しかし、磁性のある材料(磁石につく:ほとんどが鉄)にしか使えず、その適用材料が限られているのが、弱点です。
人の身体にも用いらることの多い試験。
レントゲンというドイツ人がX線(放射線の一種)を発見したことから、レントゲンと呼ばれることも多いです。
物を透過する放射線の特性を利用し、物の内部を映し出すことができます。
病院のほかにも、空港の手荷物検査などにも、利用されています。
非破壊試験技術者の資格試験では、数学の知識が必要となります。
しかし、長年数学から遠ざかっていた方、また文系の方などには、解き方がわからないと思います。
三角関数(sin,cos,tan)や指数対数など、資格試験に不可欠な数学の要素を学びなおしします。
検査対象物には、溶接により作成された製品、溶接部を含んだ建設物等が多いため、溶接の知識が不可欠です。そのため、資格試験でも、その内容を問われます。
当科では座学での学習に加え、AR(仮想現実)溶接システムにより、実作業のシミュレーションを体験することにより、より深く溶接を理解することができます。
非破壊検査技術者として働くうえで、必要となる知識、技術として、学んでいきます。
資格の受験には、定められた内容、時間数の「講習」を有資格者より、受講している必要があります。当科では、必要なレベルの資格を持った有資格者が指導にあたります。
必要講習時間:16H(レベル1) 24H(レベル2)
当科で履修が可能な時間:16H以上(レベル1) 24H以上(レベル2)
必要講習時間:40H(レベル1) 80H(レベル2)
当科で履修が可能な時間:40H以上(レベル1) 80H以上(レベル2)
必要講習時間:16H(レベル1) 24H(レベル2)
当科で履修が可能な時間:16H以上(レベル1) 24H以上(レベル2)
必要講習時間:40H(レベル1)
当科で履修が可能な時間:40H以上(レベル1)
下記の2つの資格に関しては、当校で講習し発行することができます。
市原テクノスクールでは、一人一人にそれぞれの特徴に合った企業をできる限り紹介し、修了した生徒がそれぞれの科で学んだ技術、技能を活かし企業で活躍できるよう応援しています。
年度 | 就職率(%) |
---|---|
4年度 | 100 |
3年度 | 100 |
2年度 | 100 |
非破壊検査を少しでも普及するため、市原市主催の小学生対象イベントに協力しています
「プラントドクター」をめざせ
石川先生
人生100年時代。皆さんも一度は耳にしたことがあるフレーズではないでしょうか?
この言葉の生まれた背景には、人間の長寿化が関係しています。
長生きの実現には、医療のサポートなど、健康的な生活基盤が必要です。
非破壊検査は、皆さんが医療の場で経験したような手法を用いて、ものの状態を知ることができる技術です。
非破壊検査を用いることで、安心安全な社会作りに貢献することができます。
より良い製品作りや生活を支えられる非破壊検査を学びませんか?
資格
(石川)
須藤先生
私は、働き始めたとき「溶接」を学びました。30代に入った頃、「非破壊検査」を学び始めました。
どちらも、専門的な仕事で、最初は難しく感じましたが、技術が上達するにつれ、とても楽しくなり、同時にやりがいを感じました。
検査は、とても大事な仕事です。その内容は、地味で、その苦労は他人には分かってもらえないかもしれませんが、「街を、暮らしを、生活を、自分たちが守っている!」そんな誇りをもってできる仕事だと思います。
皆さんにも、この仕事の楽しさを感じてもらえたら、嬉しいです。
資格
(須藤)
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