第61回技能五輪全国大会「造園職種」で初入賞・銅賞

発表日：令和5年11月22日

千葉県立我孫子高等技術専門校

令和5年11月17日（金曜日）から21日（火曜日）に、愛知県で、国内の青年技能者が技能レベルを競い合う「第61回技能五輪全国大会」が開催され、千葉県からは7職種17名の選手が参加し、6職種12名の選手が入賞されました。

「造園職種」では、これまで千葉県勢の入賞はありませんでしたが、今大会で初めて、千葉県立我孫子高等技術専門校造園科の生徒の吉野 ()真()輝（よしのまさき）()選手（22歳）と同校同科の元生徒（令和3年度修了）で現在株式会社新松戸造園に所属する山田 ()虎(次郎()（やまだこじろう）選手（21歳）のペアが入賞し、銅賞に輝きました。

千葉県立我孫子高等技術専門校造園科の生徒たちが、平成28年度から7大会にわたり技能五輪全国大会「造園職種」に挑戦してきた経験が実を結び、今回、千葉県勢として初めての入賞、銅賞という快挙を達成することができました。

技能五輪全国大会の概要

　主催：厚生労働省、中央職業能力開発協会

　日程：令和5年11月17日（金曜日）から11月21日（火曜日）まで

　会場：愛知県国際展示場ほか

　競技職種：造園、建築大工、左官など41職種

　参加選手：競技参加選手は1,010名（千葉県：7職種17名）

　出場資格：地方大会で優秀な成績を収めた原則23歳以下の技能者

技能五輪全国大会「造園職種」の概要について

競技は、令和5年11月18日（土曜日）から11月19日（日曜日）の2日間（計10時間30分）
愛知県の旧常滑高校グラウンドで実施。
今大会の競技課題は、石積みやレンガ積み、乱張りなどの石材作業、木材を加工して、フェンスやアーチを製作する作業など、庭造りには欠かせない様々な技術を駆使して、西洋風の小規模庭園をつくりあげるもの。
農業高校や専門学校、大学、企業など様々な団体から出場した21組42名が、石材・木材・芝生・植物などを使用して、競技課題の完成度や技術を競った。
（国際技能競技大会予選を兼ねる場合は2名1組で、兼ねない年は1名で競技を行う。今年度は国際大会の予選を兼ねる年のため、2名で課題を製作し、優勝した組は日本代表として、フランスで開催される国際大会に出場。）

→当校の技能五輪への取り組みについて

千葉県立我孫子高等技術専門校について

　所在地：千葉県我孫子市久寺家684-1

　設立年：昭和48年

　現在の訓練科：NC機械加工科、造園科（普通課程）、造園科（短期課程）、事務実務科

　現在の生徒数：31名

　※高等技術専門校とは、職業能力開発促進法に基づく県立の職業能力開発校。造園、自動車整備、機械加工、システム設計など様々な職業訓練を実施。千葉県は、市原、船橋、我孫子、旭、東金、障害者の6校を設置。

千葉県立我孫子高等技術専門校造園科について

設置年：平成6年5月、離職者等を主な対象とする短期課程（6か月間の訓練）の造園科を開設。平成17年4月、高校新卒者等を主な対象とする普通課程（1年間の訓練）の造園科を開設。
訓練内容：日本庭園の作庭に必要な知識や様々な技法を習得するとともに、日本庭園だけでなく、洋風の庭園や植栽工事等、様々な造園工事に携われる技能者を目標に、調査・分析・計画・設計・施工・管理といった造園関係の一連の知識と技術を習得する。
訓練課程：普通課程　1年間（4月開講）　短期課程　6か月間（年4コース　4月、7月、10月、1月開講）
定員：普通課程　20名【現在の生徒数11名】　短期課程　44名（1コース　11名）【現在の生徒数16名】
平成28年度～令和4年度の技能五輪全国大会「造園職種」
出場状況：出場回数6回、出場人数12名（全員造園科（普通課程）の生徒）