千葉県Chiba Prefectural Government

~ 千葉県にオリンピック・パラリンピックがやってくる ~

更新日:令和4(2022)年3月25日

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第2部Ⅰ-2.「オール千葉」連携強化の取り組み

みんなで応援!千葉県経済団体協議会の設立

 2017年7月、千葉県内の経済団体が一丸となり、オール千葉体制のもと東京2020大会等の成功と、その取り組みを通じて活力ある地域づくりに資することを目的に、「みんなで応援!千葉県経済団体協議会」が設立された。同協議会は、県内の主要経済6団体(千葉県経営者協会、千葉県経済同友会、千葉県経済協議会、千葉県商工会連合会、千葉県中小企業団体中央会、千葉県商工会議所連合会)によって構成され、(1)団体横断的・統一的に取組可能な独自の活動、(2)行政との連携・協力による活動、(3)他分野の団体等との連携による活動を柱に、「おもてなし」(声かけ・サポート運動や美化活動の展開、講習会の開催)、「機運の醸成」(競技紹介パネル・ポスターの掲示やスポーツ応援運動の展開)、「情報の発信」(県内企業の取組状況の一体的発信)の事業を展開した。

オール千葉初の「千葉にオリンピック・パラリンピックがやってくる!」

 2017年8月には、千葉県、千葉市、みんなで応援!千葉県経済団体協議会、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会の共催により「千葉にオリンピック・パラリンピックがやってくる!」をイオンモール幕張新都心で開催。東京2020大会に向け、千葉県、千葉市、経済団体等が連携して取り組んだ初の機運醸成イベントとなった。

 会場内では、県内開催競技であるテコンドー、フェンシング、車いすフェンシングの競技紹介ステージに加え、千葉交響楽団による演奏やチアリーダー体験会など、さまざまなイベントが実施された。また、オープニングセレモニーではスポーツ庁の鈴木大地長官、2016年リオデジャネイロオリンピックのレスリング金メダリスト川井梨紗子選手などがゲストとして登場したほか、吉本興業の人気芸人が各イベントに登場し、会場を盛り上げた。

県内の経済団体との連携

 2018年1月、千葉商工会議所において官民学連携セミナー「オール千葉で盛り上がろう!~東京2020大会の成功とレガシーの創出に向けて~」を千葉県、千葉市、一宮町、みんなで応援!千葉県経済団体協議会の共催で開催した。セミナーでは、(公財)日本障がい者スポーツ協会の髙橋秀文常務理事による講演「共生社会実現への道」や、千葉市在住のパラバドミントンの村山浩選手によるパラアスリート雇用についての講話、オリンピック・パラリンピック等経済界協議会や千葉大学・帝京平成大学の学生による取組事例の発表、競技会場やホストタウンにおける事例紹介が行われ、約200人が来場した。

 そして東京2020大会開催を直前に控えた2021年7月には、新型コロナウイルス感染症の影響によって経済社会が様変わりした中で、オンラインセミナー「オリンピック・パラリンピック開催に向けてのこれまでの取り組みの成果と今後の千葉市経済の活性化に向けて」を開催(千葉商工会議所主催)した。基調講演では、神谷俊一千葉市長がこれまでの取り組みを通じた千葉市の都市としての成長について総括し、パネルディスカッションでは、千葉大学の神野真吾准教授が文化芸術を専門とする立場から「そこにしかない要素の魅力」に気づくことの大切さについて具体的な事例を通して説明。さらに千葉商工会議所の粟生雄四郎副会頭は、おもてなしやまちづくりなど、経済界としての取り組みの成果を発信した。

 また千葉商工会議所は、会員企業向けに毎月発行している会報誌「夢シティちば」において、千葉県、県立中央博物館と連携して、県内で開催される8競技のルールと見どころ、東京2020大会に出場する選手や千葉のスポーツ史などを紹介する記事を大会に向けて連載。開催前には、この連載記事を1冊にまとめた「ちば応援ガイドブック」を発行し、競技の普及や大会に出場する選手の応援につなげた。

「スポーツを応援するチーバくん」でいっぱいに

 ラグビーワールドカップ2019日本大会をはじめとする国際スポーツ大会の開催や事前キャンプの誘致・受け入れ準備などが進められる中、2019年1月、千葉県はスポーツをオール千葉で応援する機運を一層高めるため、千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」の新しいデザインとなる「スポーツを応援するチーバくん」を発表した。2010年の「ゆめ半島千葉国体」「ゆめ半島千葉大会」のマスコットキャラクターとして誕生して以来、多くの人に愛されている「チーバくん」が、スポーツを“する”“みる”“ささえる”人を応援し、みんなでスポーツを盛り上げていくイメージで制作された。

 これを受けて、「みんなで応援!千葉県経済団体協議会」は、2019年3月のオリンピック500日前イベントを契機として、千葉県内を「スポーツを応援するチーバくん」と県内開催競技のチーバくんでいっぱいにする運動を推進。その一環として、ステッカーや卓上のぼりを制作し、企業の店舗やオフィス、社用車などに展開した。

 また同年7月には、開催1年前に合わせて、東京2020大会エンブレムとスポーツを応援するチーバくんのデザインを活用したバナーを千葉駅周辺の商店街に掲出するなど、経済界や行政などが連携して一体感のある取り組みが展開された。

JOCパートナー都市としての取り組み

 2016年2月、千葉県と日本オリンピック委員会(JOC)は、国際競技力の向上やオリンピック・ムーブメントの推進、スポーツ振興等で積極的に連携・協力することを目的に「JOCパートナー都市協定」を締結し、同年から県内の公立中学校の2年生を対象とした「JOCオリンピック教室」を開催するなど、各種オリンピック・ムーブメント推進事業を実施している。

 同協定の締結対象は、国際スポーツ大会や国際スポーツ会議の開催経験を持つ都市、JOCとオリンピック・ムーブメント事業を長期的に連携・実施することを具体的なスポーツ施策に取り入れた都市で、千葉県は20番目の締結都市となった。なお、同協定では、東京2020大会以降もJOC・協定都市の双方にとってメリットのあるオリンピック・ムーブメント推進事業を実施していくことになっている。

 2019年10月には、連携事業の一環として「第15回JOCスポーツと環境・地域セミナー」(JOC主催、幕張メッセ)が開催され、県内のスポーツ関係者など約120人が参加した。

 JOCは、「スポーツと環境の関わり」をテーマに環境問題がもたらすスポーツへの影響について参加者に訴えかけたほか、東京2020組織委員会が取り組んでいる「みんなの表彰台プロジェクト」、「スポーツごみ拾い」などを紹介。また千葉県は、県内の環境保全に向けた取り組みとして、2019年から実施している「ビーチクリーン・キャンペーン」や「ちばアクアラインマラソン」における木更津市内の住民による会場周辺の花植え活動「花いっぱい運動」、清掃活動「クリーン作戦」などを紹介した。

【JOCパートナー都市協定】
 2001年度、自治体が所有するスポーツ施設をトップアスリートの強化に活用し、競技力向上を図るためにスタート。初期の目的が概ね達成された2018年度にパートナー都市の位置づけが見直された。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部生涯スポーツ振興課企画調整班

電話番号:043-223-2449

ファックス番号:043-222-5716

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