千葉県Chiba Prefectural Government
~ 千葉県にオリンピック・パラリンピックがやってくる ~
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更新日:令和4(2022)年3月25日
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スポーツには
世界と未来を変える力がある。
1964年の東京大会は日本を大きく変えた。
2020年の東京大会は、
「すべての人が自己ベストを目指し(全員が自己ベスト)」、
「一人ひとりが互いを認め合い(多様性と調和)」、
「そして、未来につなげよう(未来への継承)」
を3つの基本コンセプトとし、
史上最もイノベーティブで、
世界にポジティブな改革をもたらす大会とする。
United by Emotion
世界は、間違いなく異なる国や人種や性や世代でできていて、多種多様な価値観が存在する。
それが時として私たちを戸惑わせ、
距離を生じさせることもあるだろう。
しかし、その異なる私たちは、
アスリートの肉体や勇気や挑戦を共に目撃して、共に心震わせ、笑い、泣き、拳をあげるのだ。
そう、人と人は明らかに異なり、しかし間違いなく同じだ。
ひとつの風景を共有し、体験をする。
そこで共に抱く感情が、壁の向こう側を想像する力になり、
互いを区別するものを超えてゆく力になる。
人は、時間と場所を共有することで共に生きる意味を見つけるのだ。
人間は人間がいる光景から未来への大事なことを知る。
東京2020組織委員会は、2015年に東京2020大会のエンブレムデザインを募集。2016年4月、応募総数14,599件から、「組市松紋」のデザインが選ばれ「東京2020エンブレム」として決定した。
2017年には、アンバサダーとなるマスコットキャラクターが公募され、応募総数2,042件から最終候補3作品を選定。小学生(日本全国の小学校および海外の日本人学校等)の学級単位による決選投票により、2018年2月にデザインが決まり、同年7月に名前が「ミライトワ」「ソメイティ」に決定した。
また、東京2020大会のメダルは、使用済みの小型家電から得たリサイクル金属を原材料に製作された。
歴史的に世界中で愛され、日本では江戸時代に市松模様として広まったチェッカーデザインを、日本の伝統色である藍色で、粋な日本らしさを描いた。
形の異なる3種類の四角形を組み合わせ、国や文化・思想などの違いを示す。
違いはあってもそれらを超えてつながり合うデザインに、「多様性と調和」のメッセージを込め、オリンピック・パラリンピックが多様性を認め合い、つながる世界を目指す場であることを表した。
【名前の由来】
ミライトワという名前は、「未来」と「永遠(とわ)」というふたつの言葉を結びつけて生まれた。名前に込められたのは、素晴らしい未来を永遠にという願い。東京2020大会を通じて、世界の人々の心に、希望に満ちた未来をいつまでも輝かせる。
【名前の由来】
ソメイティという名前は、桜を代表する「ソメイヨシノ」と非常に力強いという意味の「so mighty」から生まれた。桜の触角を持ち、驚きの強さを見せるソメイティ。東京2020大会を通じて、桜を愛でる日本の心とパラリンピックアスリートの素晴らしさを印象づける。
うら面のデザインは、原石を磨くようなイメージで、光や輝きをテーマとし、輝きの部分は世界中の人々が手をつないでいる様子もイメージしている。おもて面のデザインは、IOCにより、パナシナイコスタジアムに立つ勝利の女神ニケ像、東京2020オリンピック競技大会の正式名称およびオリンピックシンボルの要素を含めた構図と規定されている。
「扇の要を中心として生み出される新しい風は人々に熱気を与え、また新たな風を生み出す原動力となる」―人々の心を束ね、世界に新たな風を吹き込む「扇」をモチーフにしたデザイン。214件のデザイン案の中から、浦安市出身のデザイナー松本早紀子さんのデザインが採用された。
八千代市在住のプロダクトデザイナー吉田真也さんのデザインが公募により決定された。
学校連携観戦プログラムは、オリンピック・パラリンピックの競技観戦を通じて、次世代を担う子どもたちに、一生の財産として心に残るような機会を提供するための事業として実施された。東京2020組織委員会が、東京都、競技会場が所在する8道県、東日本大震災の被災3県の小・中学校、高校、特別支援学校を対象に観戦チケットを特別価格で販売し、両大会合わせて計100万人以上の子どもたちが観戦する計画であった。
千葉県では、2020年1月時点において県内約830校から計約10万5,000枚のチケット申し込みがあったが、新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、感染への不安等からキャンセルが相次いだ。
こうした状況の中、2021年7月8日には、東京都へ緊急事態宣言を発出することが決定され、同日開催された五者協議において、オリンピックについて東京都内の会場は無観客での開催となることが決定した。また、引き続き開催された関係自治体等連絡協議会において、まん延防止等重点措置が適用されていた埼玉県、千葉県、神奈川県については、新型コロナウイルス感染症対策上、1都3県で足並みをそろえることが必要との考えから、無観客とすることが合意された。この決定に併せて、東京2020組織委員会から、無観客となった会場については学校連携観戦も中止とする方針が示され、1都3県での学校連携観戦は中止することとなった。
パラリンピックについては、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、8月16日に開催された四者協議において、すべての会場で無観客での開催となることが決定した。一方、学校連携観戦については、共生社会の実現に向けた教育的要素が大きいことに鑑み、保護者等の意向を踏まえて自治体や学校設置者が希望する場合には、安全対策を講じた上で実施可能とされた。これを受けて県では、東京2020組織委員会が行う感染防止策に加え、独自の対策を講じた上で学校連携観戦を実施することとし、市町村、学校の意向を確認した上で、8月25日から幕張メッセで開催される競技を子どもたちが観戦した。
しかしながら、引率した学校の教員が、競技観戦後に行った検査で新型コロナウイルスの陽性が確認されるという事態が生じたため、保護者の不安を払拭するさらなる感染防止策に要する時間や教育現場の新たな負担などを考慮し、実施自治体と協議した結果、8月31日以降の学校連携観戦の中止を決定した。なお、8月30日までの6日間で、約3,000人の子どもたちが東京2020大会を観戦した。
千葉県では、市町村が「市町村の火」をランタンに移す場面や集火式において「市町村の火」から「千葉県の火」を作る場面などで使用する点火棒のデザイン作成を、県内の高校で唯一インテリア科を有する県立市川工業高校に依頼した。
【点火棒のコンセプト】
パラリンピックのシンボルマーク(スリーアギトス)に着目して光の3原色(赤・青・緑)を使用
県の花である「菜の花」をモチーフとした風車を配置
鈴により目の不自由な方も知覚できるよう工夫
千葉県は、東京2020大会に出場する千葉県ゆかりの選手を一人でも多く輩出することを目指し、2014年度から主にジュニア世代や障害者スポーツ選手を対象とした強化・支援事業を開始した。東京2020大会のオリンピック開催33競技、パラリンピック開催22競技に出場可能な年齢で有望なアスリートを指定し、外部指導者活用、スポーツ医・科学サポート、競技用具の整備、海外遠征、国際大会の視察、国内遠征、強化合宿、選手・チームの招へいなどの取り組みに対する助成を行った。
2014年度は「めざせ東京オリンピックちばジュニア強化事業」として、東京2020大会柔道男子100kg級で金メダルを獲得したウルフアロン選手、体操男子団体で銀メダルを獲得した萱和磨(かや かずま)選手、谷川航(たにがわ わたる)選手などを特別強化の選手に指定した。
また、2015年度から実施した「東京オリンピック・パラリンピックアスリート強化・支援事業」では、パラアスリートの指定も開始。パラリンピック競技の特別強化指定選手として、東京2020大会車いすテニス男子シングルスで金メダルを獲得した国枝慎吾(くにえだ しんご)選手、車いすバスケットボール男子で銀メダルを獲得した香西宏昭(こうざい ひろあき)選手、川原凜(かわはら りん)選手などを指定し、アスリートの育成や強化を図った。
【オリンピック開催33競技】
水泳競技、アーチェリー、陸上競技、バドミントン、野球・ソフトボール、バスケットボール競技、ボクシング、カヌー、自転車競技、馬術、フェンシング、サッカー、ゴルフ、体操、ハンドボール、ホッケー、柔道、空手、近代五種、ボート、ラグビー、セーリング、射撃、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィン、卓球、テコンドー、テニス、トライアスロン、バレーボール競技、ウエイトリフティング、レスリング
【パラリンピック開催22競技】
アーチェリー、陸上競技、バドミントン、ボッチャ、カヌー、自転車競技、馬術、5人制サッカー、ゴールボール、柔道、パワーリフティング、ボート、射撃、シッティングバレーボール、水泳、卓球、テコンドー、トライアスロン、車いすバスケットボール、車いすフェンシング、車いすラグビー、車いすテニス
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