千葉県Chiba Prefectural Government

~ 千葉県にオリンピック・パラリンピックがやってくる ~

更新日:令和4(2022)年3月25日

ページ番号:498090

ここから本文です。

第1部Ⅰ-3.東京2020パラリンピック競技大会と聖火リレー

東京2020パラリンピック聖火リレー

 東京2020パラリンピック聖火リレーは、2021年8月12日から16日にかけて、パラリンピック競技開催4都県(東京都・埼玉県・千葉県・静岡県)を除く43道府県で「採火」「出立式」などを開催。17日から20日には、競技開催4都県で聖火リレーも加えて実施されるなど、「聖火フェスティバル」が展開された。8月20日に迎賓館赤坂離宮(東京都港区)で「集火式」が実施され、全国各地で採火された火が一つとなって誕生した「東京2020パラリンピック聖火」が21日から24日にかけて、開催都市の東京都内で聖火ランナーによってつながれた。

 東京2020パラリンピック聖火リレーは「Share Your Light/あなたは、きっと、誰かの光だ。」のコンセプトに基づき、人と人、人と社会との、「新しいパートナーシップ」を考えるきっかけとなることを目指し、原則として「はじめて出会う3人」がチームになって行われた。

千葉県のパラリンピック聖火リレー

 千葉県は、千葉市内の全5区間でパラリンピック聖火リレーを実施し、約150人が聖火をつなぐ予定であったが、2021年8月5日、新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、聖火ランナーの走行を取りやめ、公道での聖火リレーに代えて無観客で点火セレモニーを実施することを発表した。

 8月18日、県内の全市町村が独自の方法で採火した「市町村の火」を市原スポレクパーク(市原市)での集火式で一つに合わせて「千葉県の火」とし、千葉ポートタワー前広場(千葉市)で点火セレモニーを実施。聖火ランナーは、オリンピック聖火リレーと同様にステージ上で聖火をつなぎ、点火セレモニー終了後に行われた「出立式」において「千葉県の火」を開催都市である東京都に送り出した。

当初予定していたパラリンピック聖火リレールート

聖火リレールート

1区間

青葉の森公園芸術文化ホール→千葉寺駅南口付近

2区間

千葉市蘇我スポーツ公園駐車場→花の駅そが付近

3区間

千葉県庁→千葉神社

4区間

旧東大生産技術研究所千葉実験所前交差点→敬愛学園前交差点

東京2020パラリンピック競技大会

 オリンピックの閉幕からおよそ2週間後の2021年8月24日、東京2020パラリンピック競技大会が開幕した。同一都市で夏季大会が二度開催されるのは初めてのことであった。

 午後8時から国立競技場で開催された開会式には、選手約3,400人が参加した。難民選手団を先頭に入場行進が始まり、日本選手団ではトライアスロンの谷真海(たに まみ)選手と卓球の岩渕幸洋(いわぶち こうよう)選手が旗手を務めた。「WE HAVE WINGS(私たちには翼がある)」をコンセプトとする開会式の中では、「片翼の小さな飛行機」の物語の演出やダンスパフォーマンスなどが披露された。

 聖火台には、最終聖火ランナーを務めた3人の選手により聖火が灯され、大会が幕を開けた。

 パラリンピックは、障害の種類や程度によってクラス分けされており、22競技539種目と種目数が多い。大会には、163カ国・地域から4,403人の選手(難民選手団を含む)が参加し、運動機能障害(肢体不自由)、視覚障害、知的障害など、さまざまな障害のある選手が日々積み重ねてきた努力の成果を発揮した。

 日本からは254人の選手団が結成され、金13、銀15、銅23の計51個と、2004年アテネ大会の52個に次ぐ数のメダルを獲得。新種目のバドミントンで里見紗李奈(さとみ さりな)選手がシングルスとダブルスの2冠を達成し、車いすテニスの国枝慎吾(くにえだ しんご)選手がシングルスで金メダル、水泳の鈴木孝幸(すずき たかゆき)選手が出場全種目で金メダルを含む計5個のメダルを獲得するなど、千葉県ゆかりの選手が躍進した。

 9月5日の午後8時から国立競技場で始まった閉会式には、選手約2,000人が参加した。

 「Harmonious Cacophony(違いが輝く世界)」をコンセプトとする閉会式の中では、「すべての違いが輝く街」の演出などが披露されたほか、「I'mPOSSIBLEアワード」の表彰も行われ、千葉県内の2つの学校が受賞した。

 式典の終盤には、パラリンピックのシンボルマークである「スリーアギトス」の旗が、東京都の小池百合子知事から、IPCのパーソンズ会長を経て、2024年開催都市パリのアンヌ・イダルゴ市長へ引き継がれ、パーソンズ会長が「ありがとう、東京」と日本語でメッセージを発した。午後10時過ぎ、聖火台の聖火が消されると、競技場の上空に花火が打ち上がり、場内の大型スクリーンに「ARIGATO」、そしてフィールドに「SEE YOU IN PARIS 2024」の文字が大きく映し出され、東京2020パラリンピック競技大会は13日間の日程を終えて閉幕した。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部生涯スポーツ振興課企画調整班

電話番号:043-223-2449

ファックス番号:043-222-5716

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?