千葉県Chiba Prefectural Government

~ 千葉県にオリンピック・パラリンピックがやってくる ~

更新日:令和4(2022)年3月25日

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発刊に寄せて(一宮町長)

 令和3年夏、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会が開催され、アスリートの皆様の素晴らしい活躍が我々の胸に深い感動を残しました。

 7月25日から27日、一宮町の釣ヶ崎海岸ではオリンピック史上初のサーフィン競技が行われました。当町が会場に選ばれたことを大変嬉しく存じております。

 大会期間中、遠くに台風が通って大波が立ち、世界トップレベルの選手達が豪快な技を繰り出すのに相応しい舞台となりました。日本選手も五十嵐カノアさんは銀メダル、都筑有夢路さんは銅メダルを獲得。当町出身の大原洋人さんは5位タイ、前田マヒナさんは9位タイと、素晴らしい戦績を残しました。動画放映が世界的に評判となり、大変嬉しい展開にもなりました。

 一方、大会はコロナ禍において、1年延期、無観客での開催となりました。最も切望していた地元小中学生を対象とした観戦プログラム、地域のPR・交流の場として準備をしていたおもてなしの歓迎イベントは中止となりました。観戦を心待ちにしていた国内外の方々、都市ボランティアなどの形でオリンピックへの関与をご希望されていた方々をはじめ、オリンピックを肌で感じる機会を楽しみにしていた地域住民の方々にとって残念なことでありました。

 しかしながら、当町には今後に向けて大きな収穫もございます。

 ハード面では、大会開催時の活用を念頭に、JR上総一ノ宮駅に東口を開設いたしました。これは千葉県の援助を得て、はじめて可能になりました。また、会場跡地には千葉県と協力の上で約1haの自然公園を開設いたします。更に、会場付近で避難所機能を備えた収益的な施設の設営をめざすことも町内外から大きな推進力を頂きました。

 ソフト面では、当町の知名度が決定的に上がりました。現在、当町の海岸部を中心に投資・建設ラッシュが起きており、先ごろの基準地価上昇率は2年連続で県下1位です。

 今後はこうした遺産を適切に運用し、暮らしの質の長期的増進に、如何につなげていくかが行政の課題だと捉えております。

 今回の大会は千葉県、一宮町にとって大きな飛躍のジャンプ台となる歴史的イベントでありました。大会組織委員会や千葉県ほか、お力を発揮頂いた皆様に、一貫してご協力頂いた県民の皆様、そして一宮町民の皆様に心から御礼を申し上げます。

 結びに、本記録誌が貴重な資料として広く活用され、様々な分野の発展に寄与することを祈念し、発刊に寄せる挨拶といたします。

一宮町長 馬淵昌也(まぶち まさや)

お問い合わせ

所属課室:環境生活部生涯スポーツ振興課企画調整班

電話番号:043-223-2449

ファックス番号:043-222-5716

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