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更新日:令和6(2024)年5月15日
ページ番号:4643
千葉県感染症情報センターとは、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」による施策として位置づけられた感染症発生動向調査により得られた情報を集計・分析するとともに、情報提供・開示するため、千葉県衛生研究所に設置されています。
週報/月報/新型コロナウイルス感染症/梅毒/腸管出血性大腸菌感染症/インフルエンザ/感染性胃腸炎/麻しん/風しん/リンク
2024年第19週(2024年5月6日~2024年5月12日)(PDF:969.9KB)
2024年5月6日から2024年5月12日までの期間(2024年第19週)の千葉県結核・感染症週報を掲載しています。
※過去の注目疾患:2015年、2016年、2017年、2018年、2019年、2020年、2021年、2022年、2023年、2024年
※過去の週報:2012年~2016年週報、2017年週報、2018年週報、2019年週報、2020年週報、2021年週報、2022年週報、
2024年第19週に県内医療機関から急性脳炎の届出が1例あり、2024年の累計は25例となった。
例年冬季に届出の増加が確認されるところ、過去最多となった2023年においては、6月から7月にかけて届出が急増していたことからも、注意が必要である(図1、図2)。
なお、本県では、少数ながら日本脳炎の届出が散見されることからも、夏場を迎えるにあたり、原因不明の脳炎・脳症が発生した際には、日本脳炎を鑑別診断に加え、積極的に検査することが重要であるとされている1)。
病原体 | 報告数 | 割合 |
---|---|---|
インフルエンザウイルスB | 5 | 20% |
インフルエンザウイルスA | 1 | 4% |
アデノウイルス | 1 | 4% |
ヒトヘルペスウイルス6型 | 1 | 4% |
ヒトヘルペスウイルス7型 | 1 | 4% |
肺炎球菌 | 1 | 4% |
B群溶血性レンサ球菌 | 1 | 4% |
病原体不明 | 14 | 56% |
合計 | 25 |
2024年に届出のあった25例における病原体の記載としては、インフルエンザウイルスBが5例(20%)、インフルエンザウイルスA、アデノウイルス、ヒトヘルペスウイルス6型、ヒトヘルペスウイルス7型、肺炎球菌、B群溶血性レンサ球菌が各1例ずつ、病原体不明が14例(56%)であった(表)。
急性脳炎は、新興感染症やバイオテロ関連疾患を含む不明疾患の早期把握の必要性から、2003年の感染症法改正で基幹定点把握疾患から全数把握疾患に変更された2)。また、2022年には県内で当初急性脳炎として届出され、病原体探索等を行い日本脳炎の診断に至った事例があり3)、症例の集積の把握や病原体探索は、治療や拡大予防策、予防接種等を考える上で重要である。
■参考・引用
1) IASR Vol.38 p151-152:2017年8月号 日本脳炎 2007~2016年
2) IASR Vol.40 p93-94:2019年6月号 急性脳炎 2007~2018年
3) IASR Vol.44 p27-28:2023年2月号 千葉県における病原体不明の急性脳炎症例から探知された日本脳炎患者について
RSウイルス感染症、咽頭結膜熱、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、感染性胃腸炎、水痘、手足口病、伝染性紅斑、突発性発しん、ヘルパンギーナ、流行性耳下腺炎、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)、急性出血性結膜炎、流行性角結膜炎の5週間分の保健所別の定点当たり報告数のグラフを掲載しています。
2024年4月の千葉県結核・感染症月報(2024年18週週報)を掲載しています。
2024年19週の県全体の定点当たり報告数は、前週(2.80)から増加し、3.20であった。
2024年19週までの県内の新型コロナウイルス感染症の発生状況について掲載しています。過去の発生状況については以下に掲載しています。
県衛生研究所は、国立感染症研究所と協働で、県健康福祉センター(保健所)(千葉市・船橋市・柏市除く)等から収集した検体について新型コロナウイルスのゲノム解析を行い、ウイルスの変異状況を調べています。
その状況についてお知らせします。
保健所への報告は、報告様式1(小児科定点・インフルエンザ/COVID-19定点用)又は報告様式2(インフルエンザ/COVID-19定点用)をお使いください。なお、集計様式2は、保健所への送付は不要です。
オンライン報告を希望される場合、ちば電子申請サービスから手続きをお願いします(県庁疾病対策課ホームページへ)
千葉県では2024年19週に12例届出があり、累計は162例となった。
昨年2023年は1999年の現行感染症サーベイランス開始以降最多となる472例の届出があり、注意が必要です。
2024年19週までの県内の梅毒発生状況について掲載しています。2021年から2023年の過去の発生状況については以下に掲載しています。
千葉県では2024年19週に2例届出があり、累計は12例となった。
2024年19週までの県内の腸管出血性大腸菌感染症発生状況について掲載しています。2010年から2023年の過去の発生状況については以下に掲載しています。
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2023年1~52週)(PDF:381.4KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2022年1~52週)(PDF:249.1KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2021年1~52週)(PDF:270.2KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2020年1~53週)(PDF:250.6KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2019年1~52週)(PDF:240KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2018年1~52週)(PDF:242KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2017年1~52週)(PDF:254KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2016年1~52週)(PDF:145KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2015年1~53週)(PDF:233KB)
- 千葉県の腸管出血性大腸菌感染症発生状況(2010年~2014年)(PDF:224KB)
- 全国の発生状況(国立感染症研究所)
2024年19週の県全体の定点当たり報告数は、前週(0.41)から減少し、0.23であった。
2023/24シーズンの県内のインフルエンザ発生状況について掲載しています。2015/16シーズンから2022/23シーズンの過去の発生状況については以下に掲載しています。
※県内の迅速診断の結果がとりまとめられています。
2024年19週の県全体の定点当たり報告数は、前週(2.22)から増加し、3.60となった。
2023/24シーズンの県内の感染性胃腸炎の発生状況について掲載しています。2016/17シーズンから2022/23シーズンの過去の発生状況については以下に掲載しています。
千葉県では、2024年19週に届出はなかった(2024年5月15日現在)。2024年の累計は0例である。
2024年19週までの県内の麻しんの発生状況について掲載しています。2008年から2023年の過去の発生状況については以下に掲載しています。
国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。
また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることを事前にかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。医療機関へ移動される際は周囲の方への感染を防ぐためにもマスクを着用し、公共交通機関の利用は可能な限り避けてください。詳細については、下記ホームページをご参照ください。
千葉県では、2024年19週に届出はなかった(2024年5月15日現在)。2024年の累計は0例である。
2024年19週までの県内の風しんの発生状況について掲載しています。2008年から2023年の過去の発生状況については以下に掲載しています。
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