更新日:令和6(2024)年5月28日

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学科長からのメッセージ(歯科衛生学科)

歯科衛生学科長 酒巻 裕之の写真

歯科衛生学科長 酒巻 裕之

口の中が清潔で、「食べる」「話す」などの機能が健康であると、健やかに楽しく日常生活を送ることができます。歯科衛生士は口腔機能の評価から、専門的な口腔衛生管理を行ったり、口の機能訓練を行ったりするなど、業務範囲が広がっており、やりがいのある職種です。

歯科衛生学科では、高い倫理観と豊かな人間性を有し、歯科保健医療の専門職として多職種と連携して、対象者に寄り添った貢献ができる歯科衛生士を目指します。

人々の健康を口腔のケアから支援する

教育目標

  • 歯科衛生に関して、科学的根拠に基づく専門的知識や技術を身につけ、歯科衛生士として実践力のある人材を育成します。
  • 歯科衛生の立場から、一人ひとりの生活環境や健康状態、機能障害の有無に応じたニーズを明確に把握し、それに応じて自己の能力を的確に発揮できる人材を育成します。
  • 保健・医療・福祉などにおけるチーム支援で、多専門職と十分なコミュニケーションと連携をとり、協働して地域の人々の健康の保持増進、回復に貢献できる人材を育成します。
  • 歯科衛生学の理論や実践についての学習・研究を継続し、国際社会を視野に入れながら、新たな歯科衛生のあり方を科学的に模索し創造できる人材を育成します。

アドミッションポリシー

  1. 口腔の健康に深い関心を持ち、人々の健康増進に貢献したい人
  2. 豊かな人間性を備え、相手の気持ちを理解できる人
  3. 科学的な探究心を持ち、自ら意欲的に取り組もうとする人
  4. 基礎学力があり表現力が豊かで、自分の考えや意見を論理的に説明できる人
  5. コミュニケーションを通じて人々と協調できる人

カリキュラムポリシー

歯科衛生学科では、高い倫理観と豊かな人間性、科学的根拠に基づく豊富な専門的知識・技術を備える実践力のある人材の育成を目指している。また、歯科衛生の立場から他職種と連携・協働して多様な地域の人々の健康の保持増進に貢献し、さらに、自己研鑽能力を有する人材育成を目指している。

このような教育理念・学科の目的に基づき、ディプロマ・ポリシーを達成するために、以下の方針を基本に据え、カリキュラム(教育課程)を編成する。

  1. 高い倫理観と豊かな人間性を養うとともに、専門分野における知識・技術に加え関連分野の理解を深めることを可能とする系統的で統合性のある編成とする。とりわけ歯科衛生学科では、地域社会に貢献し、口腔保健の専門知識と技能を身につけるための科学的探究心をもち、保健医療の実践に対応できる人材の育成を目指す。
  2. 「特色科目」、「一般教養科目」、「保健医療基礎科目」、「専門科目」の 4つの基本的枠組みから構成し、講義、演習、実験・実習を効果的に組合せて行う。
  3. 「特色科目」は,学科の枠を超えたチーム活動を通じて学ぶ、本学独自の科目である。千葉県民の多様な生活と価値観を体験的に学び、千葉県の保健医療福祉施策や実践活動を理解し、多職種連携による保健医療の実践力を修得することを目的とした科目を段階的に配置する。
  4. 「一般教養科目」は、人間や社会を総合的に理解する幅広い教養と知識を身につけ、科学的根拠に基づいた的確な判断や創造的に課題を発見し解決するための汎用的技能を身につけ、多様な人々との相互理解を築くための総合的な力を育成することを目的とした科目を配置する。とりわけ歯科衛生学科では、医療人となるための必要な倫理感、論理的思考力、表現力を育成しつつ、コミュニケーション能力、科学的洞察力を育むことを目的とした科目を必修とする。
  5. 「保健医療基礎科目」は、保健医療専門職として求められる基礎的な知識・技術・態度を学び、その後のより専門的・体系的な学習内容につなげることを目的とした科目を配置する。とりわけ歯科衛生学科では、歯科衛生士としての「専門科目」の理解・発展のために必要な科目を必修とする。

  6. 「特色科目」、「一般教養科目」、「保健医療基礎科目」いずれも、他学科・専攻の学生との交流が可能になるよう科目名称を統一し、一緒に受講できるように配置する。

  7. 「専門科目」は、各学科・専攻の専門分野に関して科学的根拠に基づく専門的知識と実践技術を段階的に学び、これらを統合して活用する力を育むとともに、生涯を通じて自己研鑚する力を育むことを目的とした科目を配置する。とりわけ歯科衛生学科では、国際的な情報をふまえて科学的根拠に基づく専門知識と実践技術を段階的に学び、多様な対象者に対応するために自己研鑽する力を身につけ、卒業研究などの科目の充実により問題解決能力および研究能力の修得を図るための「専門科目」として「歯科衛生基礎」、「生涯歯科衛生」、「歯科衛生健康推進」、「臨床・臨地実習」の4群を配置する。

  8. 常に上記の各項目の点検を怠ることなくカリキュラムを運営する。

ディプロマポリシー

千葉県立保健医療大学健康科学部学位授与の方針に基づき,本学所定の単位を修め,以下に示す成果が得られた学生に卒業と同時に学士(歯科衛生学)を授与する。

  1. 倫理観とプロフェッショナリズム

歯科衛生学科学生は、卒業時に倫理的な原則を遵守し、専門職としての責務を果たすことができる。

  1. コミュニケーション能力

歯科衛生学科学生は、卒業時に対象者とそれを支える人、保健・医療・教育・福祉職に対してお互いの立場を尊重した人間関係を構築し、生き生きとしたコミュニケーションをとることができる。

  1. 実践に必要な知識

歯科衛生学科学生は、卒業時に歯科衛生学領域の実践に必要な知識を有し、それを健康づくりの支援に活用することができる。

  1. 健康づくりの実践

歯科衛生学科学生は、卒業時に個人・家族・地域に対し健康的またはその人らしい生活を送るための問題解決と健康増進に向けて、歯科衛生学の根拠に基づいた適切で有効な健康づくりの支援を提供できる。

  1. 健康づくりの環境の整備・改善

歯科衛生学科学生は、卒業時に人々の健康的またはその人らしい生活を送るための問題解決と健康増進に向けて、健康を志向する地域環境(人・物・制度)の整備・改善に努めることができる。

  1. 多職種との協働

歯科衛生学科学生は、卒業時に対象者を中心とした安全で質の高い保健・医療・福祉を実践するために、歯科衛生士の役割を認識し、多職種と相互理解を深めながら行動することができる。

  1. 生涯にわたる探究心と自己研鑽

歯科衛生学科学生は、卒業時に論理的思考による探究心を身につけ、自己研鑽に励み、自己および歯科衛生士として生涯にわたり成長できる資質を示すことができる。

カリキュラムマップ

卒業単位

区分 必修 選択 合計
特色科目 3単位 - 3単位
一般教養科目 11単位 13単位 24単位
保健医療基礎科目 13単位 3単位 16単位
専門科目 81単位 2単位 83単位
合計 108単位 18単位 126単位

主な実習先

千葉県立保健医療大学歯科診療室、千葉県内歯科診療所、県内病院、県内小学校等
県内市町村保健福祉・健康・保健センター、介護老人保健施設等

主な就職先・進学先

〈診療所〉県内・県外歯科診療所

〈県内病院〉君津中央病院、済生会習志野病院、国保旭中央病院、聖隷佐倉市民病院、ジェイコー船橋中央病院、セコメディック病院、たむら記念病院、亀田総合病院、高根病院、松戸市立医療センター 等

〈県外病院〉日本赤十字芳賀病院、成増厚生病院、佐久市立国保浅間総合病院、がん研有明病院、富山市立富山市民病院、昭和大学、東海大学医学部附属病院、かがわ総合リハビリテーション病院、桐生厚生総合病院、東京歯科大学水道橋病院、国立長寿医療研究センター、三井病院、大蔵村診療所 等

〈県内自治体〉東金市、酒々井町、山武市、鎌ケ谷市、習志野市 等

〈県外自治体〉石巻市、大治町役場、足立区(東京都)

〈企業その他〉ライオン歯科衛生研究所、株式会社モリタ、株式会社ヨシダ、株式会社ジーシー、一般社団法人千葉県歯科医師会、太陽歯科衛生市専門学校 等

〈進学先〉東京医科歯科大学大学院、徳島大学大学院

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県立保健医療大学事務局学生支援課

電話番号:043-296-2000

ファックス番号:043-272-1716

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