更新日:令和5(2023)年5月19日

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専攻長からのメッセージ(リハビリテーション学科理学療法学専攻)

理学療法学専攻長 堀本 佳誉の写真

理学療法学専攻長 堀本 佳誉

理学療法士の需要が高まり、対象となる疾患や職域が広がったことに伴い、より幅広く深い知識と技術が求められています。また、理学療法士の業務は、他職種と連携し、知識・技術を補完、共有するチームアプローチが基本であり、高いコミュニケーション能力が求められます。

本専攻では、人間としての高い倫理観と豊かな人間性を備え、これらのニーズに対応するために学び、成長し続ける人材の育成を目指します。

ひとを思いやる心と科学的な視点を持つ理学療法士を育成する

教育目標

理学療法学専攻の教育理念は、身体に障害がある人たちを対象に、運動や熱・電気などを利用した治療法により、身体機能の改善を図り、健康づくりをすることです。下記の項目が実践できる専門職としての理学療法士を養成します。

  • 倫理的な原則を遵守し、理学療法士としての責務を果たせる人
  • 対象者や他職種に対してお互いの立場を尊重した人間関係を構築できる人
  • 理学療法の実践に適切な知識を健康づくり・介護予防の支援に活用できる人
  • 根拠に基づいた適切で有効な理学療法技術を提供できる人
  • 対象者自らがリハビリテーションに取り組むことを支援するとともに、健康を志向する地域環境の改善に努めることができる人
  • 自身の役割を認識し、多職種との相互理解を深めながら行動できる人
  • 自己および専門職として生涯にわたり成長できる資質を示せる人

アドミッションポリシー

  1. 理学療法士の役割を理解し、理学療法士となる明確な目的意識を有している人
  2. 理学療法学を学んでいくにあたって必要な基礎学力を有している人
  3. 自分の意見を適切な日本語で表現できる人
  4. 障害のある人に対してもない人に対しても、適切なコミュニケーション能力を有している人
  5. 保健医療福祉領域だけでなく広く社会に関心が高く、様々な問題に挑戦できる人

カリキュラムポリシー

リハビリテーション学科では知識や技術の修得のみならず,豊かな人間性と高い倫理観を備え,多専門職と連携・協働し,質の高いリハビリテーションサービスを提供できる人材の育成を目指している.そのため,講義形式の授業だけでなく,演習,実習形式の授業を取り入れ,実践力重視のカリキュラムを編成している.学修成果はシラバスに明記された評価方法に従い,学期末ごとに学修到達度を評価する。

  1. 他学科・他専攻学生と実践的に活動することで地域の健康づくりでの連携・協働意識を高め,インタープロフェッショナルワークについて理解することを目的に,チームの一員としてリハビリテーションの専門的知識や技術を活用できるよう「特色科目」を配置する.
  2. 人間や社会を総合的に理解する幅広い教養と知識を身に付け,豊かな人間性や高い倫理観,多彩な表現力などを育むことができるよう「一般教養科目」を配置する.
  3. 健康づくり,疾病・障害の概念を理解し,多職種間の連携を始め,将来的な日本の社会構造や社会的ニーズの変化にも対応して保健医療福祉の理解ができるよう「保健医療基礎科目」を配置する.
  4. リハビリテーションの基礎となる医学的知識を理学療法学専攻・作業療法学専攻合同で修得できるよう「リハビリテーション専門基礎科目」を配置する.
  5. 理学療法学の専門科目においては,「理学療法専門基礎科目」において専門的な基礎知識を段階的に学習し,「理学療法専門科目」で理学療法の各領域における専門的知識・技術を修得し,「卒業研究」で科学的探究心を育成できるよう配置する.
  6. 作業療法学の専門科目は,「基礎作業療法学」「実践作業療法学」「臨床実習」「研究」で構成され,講義,演習,実習が「臨床実習」で効果的に統合できるよう各科目を配置する.

ディプロマポリシー

千葉県立保健医療大学健康科学部学位授与の方針に基づき,本学所定の単位を修め,以下の学習成果が得られた学生に卒業と同時に学士(理学療法学)の学位を授与する。

  1. 倫理観とプロフェッショナリズム

理学療法学専攻の学生は、卒業時に倫理的な原則を遵守し、理学療法士としての責務を果たすことができる。

  1. コミュニケーション能力

理学療法学専攻の学生は、卒業時に対象者とそれを支える人、保健・医療・教育・福祉職に対してお互いの立場を尊重した人間関係を構築して、適切にコミュニケーションをとることができる。

  1. 実践に必要な知識

理学療法学専攻の学生は、卒業時に高い教養を身に付け、理学療法の実践に必要な知識を有し、それを健康づくり・介護予防の支援に活用することができる。

  1. 健康づくりの実践

理学療法学専攻の学生は、卒業時に個人・家族・地域に対し健康的またはその人らしい生活を送るための問題解決と健康増進に向けて、根拠に基づいた適切で有効な理学療法技術を提供できる。

  1. 健康づくりの環境の整備・改善

理学療法学専攻の学生は、卒業時に人々の健康のために、対象者自らが主体的に健康づくりおよびリハビリテーションに取り組むことを支援するとともに、健康を志向する地域環境(人・物・制度)の整備・改善に努めることができる。

  1. 多職種との協働

理学療法学専攻の学生は、卒業時に対象者を中心とした安全で質の高い保健・医療・福祉を実践するために、自身の役割を認識し、多職種との相互理解を深めながら行動することができる。

  1. 生涯にわたる探究心と自己研鑽

理学療法学専攻の学生は、卒業時に論理的思考による探究心を身につけ、自己研鑽に励み、自己および専門職として生涯にわたり成長できる資質を示すことができる。

カリキュラムマップ

卒業単位

区分 必修 選択 合計
特色科目 3単位 - 3単位
一般教養科目 10単位 14単位 24単位
保健医療基礎科目 10単位 2単位 12単位
専門科目 89単位 2単位 91単位
合計 112単位 18単位 130単位

主な実習先

千葉県内を中心とした病院・診療所などの医療機関、介護老人保健施設
訪問・通所施設、療育施設

主な就職先・進学先

〈主な就職先〉千葉市立病院、千葉県立病院、千葉県千葉リハビリテーションセンター、順天堂大学医学部附属浦安病院、帝京大学ちば総合医療センター、東京湾岸リハビリテーション病院、亀田総合病院、船橋整形外科病院、袖ヶ浦さつき台病院、東京都健康長寿医療センター 等

〈主な進学先〉長崎大学大学院、埼玉県立大学大学院、慶應義塾大学大学院、北海道医療大学大学院 等

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部千葉県立保健医療大学事務局学生支援課

電話番号:043-296-2000

ファックス番号:043-272-1716

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