更新日:令和7(2025)年6月25日
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令和7年3月8日(土曜日)、本学と神田外語大学との共催で「第4回 外国語による応急処置体験講習」を幕張キャンパスにて開催しました。休日にもかかわらず、本学学生13名、神田外語大学学生13名、計26名の学生が参加しました。
午前は座学形式で、疾患や症状、応急処置場面での英語表現や一次救命処置(心肺蘇生・AED(自動体外式除細動器))の手順・AED使用方法と注意点について学びました。神田外語大学の参加学生の中には、英語以外の外国語を専攻している学生もいたことから、中国語、スペイン語、ベトナム語など、それぞれの言語での応急処置場面での声かけ(表現)について、学生主導で会話練習を実践する場面もありました。
講師に続いて、皆で声を出しながら外国語表現を学びました。
午後は、一次救命処置の演習を行いました。本学と神田外語大学の学生が混合した、2、3名のグループに分かれて、具合の悪い人の搬送方法と回復体位について学びました。グループのメンバーとは初対面にもかかわらず、円滑なコミュニケーションのもと、互いに協力しながら処置を実践する姿が見られました。
一人で搬送する場合は後方から抱えます。
三人で搬送しています。頭が落ちないように気を付けて!
上手に回復体位をとれるかな?
続いて、実際にAED(自動体外式除細動器)を使いながら一次救命処置の実践です。
それぞれ、第一発見者、AEDを準備する人、救急隊に連絡する人の役割を担い、手早く心肺蘇生に取り掛かります。学生達は真剣に演習に取り組んでいました。救急隊が現場に到着するまで平均で10分程度かかるそうで、救急隊が到着するまで心肺蘇生を続ける必要があります。今回の演習では、救急隊が現場に到着するまでの時間を10分間と想定し、グループメンバーで交代しながら10分間、心肺蘇生をし続けることも体験しました。10分間という時間の長さを体感するとともに、他者と協力して心肺蘇生を続けることの大変さと大切さを学ぶことができました。
”I need some help over here!” (誰か手伝って!)一時救命処置には周囲の助けが必須です。
胸骨圧迫をしながらAEDを準備します。電気ショック実施時は対象者に触れてはいけません。”Stay clear!” (離れて!)
心肺蘇生のやり方が適切だと人形の目が開きます。うまくいったときは拍手喝采でした!
最後に修了証の交付式があり、講習会が終了となりました。
本講習の感想を一人ずつ述べる場面では、“他大学の学生との交流は楽しく、とても良い刺激となった!” “将来に活かしていきたい” などの前向きな声がたくさん聞かれました。
交付式では一人ひとりに終了証が手渡されました。
国際交流委員会では、令和7年度も多(異)文化交流を体得できる学びの機会の提供に取り組んでまいります!
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