栄養教諭（一種）免許について

教職課程とは

　国公私立の学校（幼・小・中・高）の教員になるためには、教育職員免許状の取得が必要です。この免許状は、「教育職員免許法」「教育職員免許法施行規則」等の法令に基づき、文部科学大臣の認定を受けた大学の教職課程において所定の単位を修得することで取得できます。栄養学科では、4年間で栄養教諭一種免許状を取得することができます。

栄養教諭とは

　栄養教諭とは、栄養に関する専門性と教育に関する資質の両方を有する教諭（学校の先生）であり、学校給食の管理・運営とともに、食育の授業等において重要な役割をはたす教育職員です。食育基本法（平成17年制定）とそれに基づく第4次食育推進基本計画（令和3年度から7年度）においては、学校、保育所等への栄養教諭のより一層の配置促進が求められており、現在、栄養教諭へのニーズが高まっています。

栄養教諭教員免許状取得状況

　これまで（1から10期生）、116名が栄養教諭教職課程を選択し免許を取得しています。

栄養教諭課程履修者の就職状況

　千葉県では、これまで学校栄養職員から栄養教諭への移行が進められてきました。本学の卒業生も学校栄養職員として採用された後、栄養教諭への任用替えを経て、小学校等に勤務している人がいます。また令和3年度実施の千葉県・千葉市公立学校教員採用候補者選考から初めて栄養教諭として新卒者の採用が開始され、採用人数2名の狭き門に対し、本学から1名が採用されました。千葉県以外でも、栄養教諭、学校栄養職員として活躍している卒業生が多数います。

栄養教諭養成に係る教育の質の向上に係る取組

　栄養教諭、小学校教諭、教育委員会指導主事、養護教諭、実務家教員等による特別講義を実施しています。さらに教育関連セミナー等、学生でも参加できる研修会を提供しています。