ホーム > 環境・まちづくり > 環境 > 大気 > 騒音・振動・悪臭 > 航空機騒音について > 令和2年度航空機騒音の測定結果及び環境基準達成状況について

令和2年度航空機騒音の測定結果及び環境基準達成状況について

発表日：令和3年11月19日
環境生活部大気保全課

1 成田国際空港（成田空港）

千葉県、成田市、山武市、芝山町、多古町及び成田国際空港株式会社（NAA）は、成田空港周辺地域（成田市、富里市、山武市、栄町、多古町、芝山町、横芝光町）に設置している90局の固定測定局（別図1）で航空機騒音の常時監視を行っています。

令和2年度の環境基準達成率は81％で、新型コロナウイルスの影響による離着陸回数の減少に伴い騒音発生回数が減少したため、令和元年度に比べ17ポイント向上しました。

なお、航空機騒音に係る評価指標（L_den^※1）の年平均値を令和元年度と比較すると、比較対象とした88局^※2のうち8局で変化がなく、3局で増加し、77局で減少しました。

（測定局の位置は別図1（PDF：180.4KB）、詳細な結果は別表1（PDF：87.5KB））

○成田空港周辺の環境基準の達成状況

年度	測定局数			環境基準達成率（％）
	総数	環境基準適用局数※３	環境基準達成局数
R2	90	84	68	81
R1	90	84	54	64

• ※1　L_den（エル・ディー・イー・エヌ）：航空機騒音を評価する指標で、昼間、夕方、夜間の時間帯別に重みをつけて求めた騒音レベル。単位はデシベル。
• ※2　年度途中の一部期間欠測により、令和2年度に1局（滑川局）及び令和元年度に1局（竜ヶ塚局）の測定値を参考値としたため、90局のうち2局を比較から除いた。
• ※3　環境基準指定地域外の5局（16R局、野毛平工業団地局、34L局、大台局、34R局、）の他、※2の理由により参考値とした測定局（各年度1局）を評価から除いた。

2 東京国際空港（羽田空港）

千葉県及び木更津市は、羽田空港の飛行ルートにあたる地域（木更津市、君津市、浦安市）に設置している6局の固定測定局で航空機騒音の常時監視を行っており、令和2年度の環境基準達成率は100％でした。

L_denの年平均値を令和元年度と比較すると、新型コロナウイルスの影響による離着陸回数の減少により、全局で減少しました。

（測定局の位置は別図2（PDF：178.2KB）、詳細な結果は別表2（PDF：41.5KB））

○羽田空港周辺の環境基準の達成状況

年度	測定局数			環境基準達成率（％）
	総数	環境基準適用局数※4	環境基準達成局数
R2	6	5	5	100
R1	6	5	5	100

 ※4　浦安市内の1局（高洲局）については、環境基準指定地域外に設置しているため評価から除いた。

3 下総飛行場

千葉県は、下総飛行場の北側（柏市）と南側（鎌ケ谷市）に設置している2局の固定測定局で航空機騒音の常時監視を行っています。

また、千葉県、船橋市及び鎌ケ谷市は、下総飛行場周辺（北側：柏市、南側：船橋市、鎌ケ谷市及び白井市）の10地点において、年1回（2週間）の実態調査を行っています。

下総飛行場については、固定測定局の常時監視結果と実態調査の測定結果から環境基準達成状況を評価しており、令和2年度の環境基準達成率は92％でした。

（測定局の位置は別図3（PDF：120.7KB）、詳細な結果は別表3（PDF：69.3KB））

○下総飛行場周辺の環境基準の達成状況

年度	測定地点数			環境基準達成率（％）
	総数	環境基準適用局数	環境基準達成局数
R2	12	12	11	92
R1	12	12	11	92

 

報道発表用記事