ここから本文です。

報道発表案件

更新日:令和4(2022)年12月20日

ページ番号:14042

平成28年度羽田空港再拡張後の航空機騒音実態調査結果について

 

発表日:平成29年3月23日

千葉県環境生活部大気保全課
電話:043-223-3855

羽田空港に離発着する航空機の騒音の状況について、県では、環境基準※1が適用される地域において年間を通して測定を実施しており、平成27年度の結果は、昨年11月に公表しています。
また、羽田空港D滑走路の供用開始(平成22年10月)後は、環境基準が適用されない地域においても、新たな飛行ルート下における騒音の実態を把握するため、短期調査を実施しています。その結果がまとまりましたのでお知らせします。
平成28年度は、市川市及び千葉市の5地点において、夏季、冬季各2週間の調査を実施しました。
その結果を環境基準と比較したところ、基準値を超過した地点はありませんでした。

1 調査の概要

 調査地点は、これまでの調査で騒音が顕著に増加した地域から、3市6地点を選定し、D滑走路供用前後の航空機騒音について比較を行いました。

  また、羽田空港では、北風時と南風時で飛行経路が大きく異なるため、南風が多い夏季と北風が多い冬季に、それぞれ2週間の短期調査を実施しました。

 調査概要28

2 調査結果

全調査地点について、夏季、冬季ともに住居専用地域の環境基準「57デシベル以下」と比較した場合、基準値を超過した地点はありませんでした。
また、28年度調査結果をまとめると以下のとおりです。

(1)市川市

調査地点は、主に南風悪天時着陸ルートの影響を受け易い地域にあります。
前年度と比べて夏季調査のLden 値が減少していますが、これは調査期間中における南風悪天時運用比率の低下により、1日あたりの騒音発生回数が減少したことによるものと考えられます。

(2)千葉市

調査地点4地点は、主に南風好天時着陸ルートの影響を受け易い地域にあります。
夏季調査期間中において、南風好天時運用比率の低下により、前年度と比べて1日あたりの騒音発生回数は減少しましたが、Lden値はほとんど変化がありませんでした。

【騒音測定結果】

Lden(デシベル)

No.

調査地点

供用前

夏季調査

冬季調査

H22

9月~10月

H23

8月

H24

8月

H25

8~9月

H26

8~9月

H27

7~8月

H28

7~8月

H22

12月

H23

12月

H25

12月

H26

12月

H27

12月

H28

11~12月

1

市川市

大洲小学校(~H23)       

大洲幼稚園(H24) 

市川昴高校(H25~)

24.4

40.8

43.4

44.6

42.5

47.1

44.4

35.0

35.9

41.4

43.6

42.8

41.8

2

千葉市

川戸小学校

33.4

47.7

49.4

46.9

44.8

47.9

48.3

47.4

37.2

45.0

41.0

42.6

42.7

3

千葉市

千葉南高校
(~H25)

33.7

45.5

46.8

46.5

46.1

36.7

41.9

4

千葉市

平山保育所
(H26)

46.2

48.3

49.1

44.4

42.8

44.6

5

千葉市

千葉大宮高校

34.4

46.8

48.0

46.1

43.3

46.7

46.7

45.4

39.0

44.0

42.4

41.6

42.4

6

千葉市

更科小学校富田分校(H26)

40.4

42.8

43.8

39.5

38.4

40.1

7

四街道市

四街道西中学校
(~H25)

旭中学校(H26)

33.8

44.3

45.3

44.6

41.7

43.7

42.2

36.3

42.0

40.7

40.0

  (注)測定期間は平成24年度以前が1週間、平成25年度以降は2週間です。

3 今後の予定

 本調査結果は、国・県が常時監視のために設置している固定測定局の騒音データと併せて、国に対する騒音軽減の要請などに活用していきます。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部大気保全課特殊公害班

電話番号:043-223-3805

ファックス番号:043-224-0949

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?