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報道発表案件

更新日:令和3(2021)年10月6日

ページ番号:460914

「千葉県営水道事業中期経営計画」に基づく令和2年度事業の実施結果及び5か年の成果について

発表日:令和2年10月5日

企業局管理部総務企画課

企業局では、平成28年度から令和2年度までの5年間を計画期間とする「千葉県営水道事業中期経営計画」を策定し、計画的な事業実施に取り組みました。

計画最終年度にあたる令和2年度事業については、主要施策の内部評価を「成果が出ている」又は「概ね成果が出ている」としたところです。

また、この内部評価に対して、外部有識者による第三者評価(以下、「外部評価」という。)を行い、全ての項目で「妥当である」という評価をいただきました。

なお、当計画の成果については、概ね5か年の目標を達成したところです。

1.計画の体系

本計画では、基本理念「いつでも、安全でおいしい水を安定して供給し、お客様が安心し、信頼を寄せる水道」の実現に向けて、「『強靱』な水道の構築」「『安全』な水の供給」「お客様からの『信頼』の確保」の3つの基本目標を掲げています。

また、基本目標の達成を支えていくため、「運営基盤の強化」として内部管理に関する取組を実施し、人材面・業務能率・経営面について強化を図りました。

2.評価の仕組み

  • 計画に示す主な取組の達成状況を基に、主要施策の成果を自ら評価する「内部評価」を実施。
  • さらに、内部評価の妥当性について客観的な評価やご意見等をいただく「外部評価」を実施。

3.令和2年度に実施した主な事業の実績

令和2年度に実施した主な事業は以下のとおりです。

基本目標1:「強靱」な水道の構築

  • ちば野菊の里浄水場(第2期)施設整備における薬品沈でん池築造工事等の完成
  • 湾岸埋立地域における管路の耐震化の推進(更新延長:23.0km)

基本目標2:「安全」な水の供給

  • 水源の水質保全・監視のため、定期及び臨時の水質調査を実施(調査回数:515回)
  • 適切な水質確保のための送・配水管の計画的な洗浄の実施(洗浄延長:1478.2km)

基本目標3:お客様からの「信頼」の確保

  • アンケート調査等による意見を踏まえた業務改善の実施(改善数:6件)
  • マイクロ水力発電等の再生可能エネルギー設備の活用(発電量:4,285千kWh)

運営基盤の強化

  • 企業債発行額を120億円に抑制

4.評価結果

(1)内部評価

基本目標1~3に位置付けた7つの主要施策のうち、5施策を「a:成果が出ている」と評価しました。

なお、(2)耐震化の推進、(5)おいしい水の供給について、一部目標に達しなかった項目があったものの、施策全体としては、概ね進捗したことから、「b:概ね成果が出ている」と評価しました。

「運営基盤の強化」については、7つの主要施策の達成度を踏まえ、経営の健全性・効率性が維持されているものと考えられることから、「a:成果が出ている」と評価しました。

(2)外部評価

上記の内部評価の結果に対して、基本目標1~3及び運営基盤の強化の4項目全てについて、「妥当である」との外部評価をいただきました。

5.5か年の成果について

基本目標1:「強靱」な水道の構築

  • 耐震化の推進により、湾岸埋立地域における管路の耐震化率が計画策定時の30.3%から51.5%に上昇し、地震災害に対する安全性が向上した。
  • 沈でん池やろ過池等に覆蓋を設置し、浄水施設の危機管理対策を強化した。

基本目標2:「安全」な水の供給

  • 水源の監視・保全等の取組により、水道水における水質基準超過件数が、5か年を通じて0件となり、安全な水の供給を確保することができた。
  • 配水区域の残留塩素濃度低減化や安全でおいしい水のPR 等の取組を実施し、インターネットモニターアンケートの「水道水の飲み水としての満足度」は75%~80%の高い水準を維持した。

基本目標3:お客様からの「信頼」の確保

  • 上下水道料金徴収一元化の運用を開始し、お客様サービスの向上を図った。
  • 再生可能エネルギー設備を活用することにより二酸化炭素の排出量を削減した。

6.今後について

「千葉県営水道事業中期経営計画(H28~R2)」によって得られた成果を引継ぎ、更に発展させた「千葉県営水道事業中期経営計画(R3~R7)」に基づき、引き続き、基本理念「いつでも、安全でおいしい水を安定して供給し、お客様が安心し、信頼を寄せる水道」の実現を目指し、健全運営の確保や計画的な事業実施に取り組んでまいります。

(参考)

千葉県営水道事業中期経営計画評価会議委員

委員氏名(五十音順) 現職

阿部京子

消費者団体千葉県連絡会代表幹事

荒井康裕

東京都立大学大学院都市環境科学研究科准教授

太田正(座長)

作新学院大学名誉教授
小熊久美子 東京大学大学院工学系研究科准教授
藤代政夫 公認会計士

委員は、学識経験者、公認会計士、消費者代表から選任

評価作業の経過

(1)内部評価の実施

令和3年7月21日(水曜日)

(2)評価会議委員による外部評価の実施

令和3年8月31日(火曜日)

計画の体系と令和2年度評価結果について

計画の体系および令和2年度評価結果一覧(PDF:56.2KB)

評価結果(施策評価調書)

  • 令和2年度に実施した施策等の内部評価・外部評価の結果(施策評価調書)は以下のとおりです。
  • 基本目標及び主要施策名をクリックすると、施策評価調書(PDFファイル)がご覧になれます。

内部評価

企業局では主要施策と主な取組単位で目標を設定して、その達成状況等について内部評価を実施しています。評価調書は主要施策別に作成しています。

基本目標 主要施策
1.「強靭」な水道の構築

(1)安定給水の確保(PDF:200.4KB)

(2)耐震化の推進(PDF:299KB)

(3)危機管理体制の充実(PDF:183.3KB)

2.「安全」な水の供給

(4)安全な水づくり(PDF:189.1KB)

(5)おいしい水の供給(PDF:180.5KB)

3.お客様からの「信頼」の確保

(6)お客様サービスの推進(PDF:205.3KB)

(7)大規模事業体の責務と社会貢献(PDF:193.8KB)

運営基盤の強化(PDF:303.2KB)

外部評価

内部評価の妥当性を千葉県営水道事業中期経営計画評価会議において外部有識者に客観的に判断していただいています。評価調書は基本目標別に作成しています。

基本目標 主要施策
1.「強靭」な水道の構築(PDF:478.4KB)

(1)安定給水の確保

(2)耐震化の推進

(3)危機管理体制の充実

2.「安全」な水の供給(PDF:517.5KB)

(4)安全な水づくり

(5)おいしい水の供給

3.お客様からの「信頼」の確保(PDF:463.5KB)

(6)お客様サービスの推進

(7)大規模事業体の責務と社会貢献

運営基盤の強化(PDF:186.9KB)

報道発表資料

「千葉県営水道事業中期経営計画」に基づく令和2年度事業の実施結果及び5か年の成果について(PDF:731.1KB)

お問い合わせ

所属課室:管理部総務企画課政策室

電話番号:043-211-8363

ファックス番号:043-274-9801

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