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更新日:平成29(2017)年12月14日

未来への希望(平成29年度心の輪を広げる体験作文入賞作品)

未来への希望

中学生部門
千葉県知事優秀賞

鴨川市立長狭中学校1年
本間翔瑛(ほんましょうえい)

 

僕は、一歳から六歳ごろまで、斜視の治療のため、県のこども病院へ通院していました。二歳と四歳では、目の手術のために入院もしました。病院には、足が通常より短い子や、足が悪く、車いすを使って移動している子、体中にたくさんのチューブをつけた子など、障害をもった子どもたちがいました。

ある時母がこんな話をしてくれました。僕が、通院していたころ、車いすにのって体中にたくさんのチューブをつけている子の所へ、僕がかけよっていったそうです。その時、母は、何かするのではないか、とハラハラしたそうです。その子ののどにつけている管からお母さんが機械で何かを吸い出していたのをじっと見つめていた僕に、その子のお母さんが、

「この子は自分で鼻水がとれないから、機械でとっているのよ。」

と優しく教えてくれたそうです。その様子を見ていた母は、何か傷つくことを僕が言ってしまうのではないかと思っていたそうですが、僕はその子のお母さんに、

「そうなんだ…大変だね。」

と言ったそうです。

その出来事を、僕は三歳だったのでよく覚えていませんが、母はよく、

「目のことでたくさん悩み、考えたけど、こども病院で治していただいたことも感謝している人だよ。でもそれ以上に様々な障害を持った子ども達と分けへだてなく接することができたことは、あなたの人生において大変プラスであると思うよ。」

と話してくれます。足が片方ない子とも、入院中何も気にせずに遊んだり、松葉づえの子と追いかけっこしたりして看護師さんに怒られました。入院中、決していい子とは言えないふるまいだった僕のようですが、病院の窓から友達とみんなで見た虹を母は忘れられないとよく僕に話します。

「あれはみんなの希望の虹だったんだ…。」と。

僕は今、何の障害もなく、元気に過ごしていますが、僕と同じ病院にいた子ども達はどうしているのか、気になります。もしかしたら、手術に成功して元気に過ごしているかもしれません。そうであってほしいです。でも、もしかしたらずっと入院している子もいたら、自由って何かな、とか、自由に動き回りたい、などと思っていたと思います。そう思うと、自由に動けることはすばらしいと思います。でも、そうでない人達もたくさんいるのが現実です。そう思うと、生まれつき障害を持っている人と元気な人に分かれているので平等ではありません。人は誰もが幸せに人生を送りたいと願っているし、誰にでも幸せになる権利があると僕は思います。だからこそ、障害を持っている人達も、誰もが不自由なく暮らせる社会でなくてはならないし、差別などあってはならないし、してはいけないと思います。

困っている人には手を差し伸べたいです。それが人として当然のことだと僕は思います。僕は今までもそうしてきました。もちろんこれからも困っている人の助けになりたいと考えています。痛ましく悲しいニュースを耳にしない社会…近い将来、そんな日本に、そんな世界になっていけたらと強く願っています。

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