ここから本文です。

更新日:平成30(2018)年12月10日

ページ番号:2629

みんなが好きなお兄ちゃん(平成27年度心の輪を広げる体験作文入賞作品)

みんなが好きなお兄ちゃん

小学生部門

千葉県知事優秀賞

千葉県印西市立いには野小学校3年
中須賀 栞(なかすか しおり)

お兄ちゃんは、あまい物が大好きです。わたしが手作りしたバレンタインのハートのチョコレート。両手でさわりすぎて、とけかけたんだって。ぐにゃぐにゃになってしまったのを、おばちゃんが一口ずつあげたって言ってました。にっこりわらいながら、おかわりちょうだいって、おねだりしたそうです。がんばって作って、よかった。

はじめてお兄ちゃんに会ったのは、千葉に引っこしてきた三年前。こわい人だと思いました。どんな人なのか、よくわかりませんでした。お話もしてくれないし、きゅうにわたしのカバンを取ったり、声を出したりして、びっくりしました。

でも、お兄ちゃんやおばちゃんと何回も会ううち、お兄ちゃんのことが少しずつわかりました。お兄ちゃんの言いたいことやしたいことを、おばちゃんが教えてくれたからです。お兄ちゃんのかわりに、わたしにわかるように伝えてくれたからです。

お兄ちゃんは、わたしのお母さんと年が近いです。体は大人と同じだけれど、心は小さい子どものまま。とてもかわいいです。

すわったまま、上手に動きます。あまり立って歩かないので、よく車いすに乗っています。取ってもらいたい物や、何かのみたい時は、「おーおー」と声を出したり、おばちゃんをたたいたりします。

みんながお話してたり、わたしが友だちとわらったりすると、ぼくも入れてと、おーおーとわらいます。わたしが友だちと歌ったりおどったりしてさわぐと、こちらをじっと見ます。体をむけて、いっしょに声を出してわらうこともあります。なかまに入りたいんだなと、わたしはうれしくなります。

もっとさわいで、お母さんに注意されます。

わたしのおばあちゃんとおばちゃんは、大のなかよしで、よく家の外でぺちゃくちゃ、とお話をします。するとお兄ちゃんが、だんだんまどに近づいてきます。ガラスに体をくっつけて見ています。いつまでもしゃべっているので、まどガラスを頭でドンドンたたいておこります。おばあちゃんたちは、気にせず、おしゃべりをつづけているので、わたしが

「お兄ちゃんがよんでいるよ。」

と、言います。

言葉で気持ちを話さないけれど、お兄ちゃんを見ていると、どうしたいかわかるようになりました。

わたしがお兄ちゃんの家に行くと、はずかしそうにおばちゃんの後ろにかくれているけれど、わたしだとわかるとわらってくれます。

帰る時、バイバイすると声を出してわらってくれます。

お兄ちゃんはかわいいです。みんな、大すきです。

小さい時に大きなてんかんをおこして、それまで出来たことが、少しずつ出来なくなったそうです。

家ぞくの人は、とても、お兄ちゃんを、大切にしています。お兄ちゃんのことをよくわかっていて、いつもお兄ちゃんのことを考えています。車いすで入れないお店にも、山道やでこぼこ道も行きません。佐くらの花火大会もさそったけど、車いすで、せまい道は通れないし、夜なので行きませんでした。

おばちゃんにとって、お兄ちゃんはとても大事な人で、ずっと大好きな人です。きっと生きがいなんだろうと、わたしは思っています。

わたしも、わたしの家ぞくもお兄ちゃんのことが大好きです。

もしお兄ちゃんがお話できたら、わたしのことを大好きって言ってくれるかな。言ってくれると、うれしいな。これからも、いつまでもなかよしでいようね。

お問い合わせ

所属課室:健康福祉部障害者福祉推進課共生社会推進室

電話番号:043-223-2338

ファックス番号:043-221-3977

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?