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ホーム > しごと・産業・観光 > 商工業 > 中小企業への技術開発支援 > 研究・開発への支援 > 千葉県科学技術功労者の表彰について > 平成30年度千葉県科学技術功労者の表彰及び千葉県工業振興功労者への感謝状贈呈について
更新日:令和3(2021)年4月14日
ページ番号:13059
発表日:平成30年4月12日
千葉県商工労働部産業振興課
県では、毎年4月18日の「発明の日」を含む「科学技術週間」の期間中(平成30年度は4月16日から4月22日)に、科学技術の振興に顕著な功績を挙げた方を「千葉県科学技術功労者」として表彰しており、本年度は優秀な国産技術の開発等に長年貢献されてきた2名の方を表彰いたします。
また、同時に本県工業の振興に顕著な功績のあった方に「千葉県工業振興功労者」として感謝状を贈呈しており、本年度は工業団体等の活動を通じて本県工業の振興に貢献された2名の方に感謝状を贈呈いたします。
なお、表彰式・贈呈式は4月18日(水曜日)に同時開催いたします。
長年にわたり科学技術の振興に寄与し、科学技術の進歩、産業の発展、県民生活の向上等に顕著な功績を挙げた者を知事が表彰する。(昭和58年度から実施、平成29年度までに71名・2団体を表彰)
功績:「廃油を原料とした再生燃料製造手法の確立」
受賞者は、昭和55年に千葉オイレッシュ株式会社を立ち上げ、当時、再生技術がなく、廃棄物として燃焼処理するしかなかった廃油の異物を凝集させ除去する技術を開発し、再生燃料等のリサイクルに道を開いた。その後、廃油の質低下により、異物を除去しても得られる油が減少し、再生燃料を得ることが難しくなってからは、異物を取り除くのではなく異物ごと燃料にする新たな再生燃料の開発に取り組んだ。新たな再生燃料は、安価なボイラー燃料として、多くの取引先に活用されており、本来なら捨てられ環境を悪くしてしまうゴミを、有益なものへと次々生まれ変わらせることに成功した。
功績:「大型難切削部材の高精度・短納期切削技術の開発」
受賞者は、およそ40年前、硬く、耐摩耗性や耐衝撃性に優れるが加工が困難な「難削材」を用いた岩石破砕装置の大型部品加工について打診を受けたことをきっかけに、加工条件の確立に取り組んだ。先端工具の材質・形状、切削条件等の無数の組合せから試行錯誤を重ね、大型難切削部材の高効率・高精度な加工技術を確立した。加工した製品は、産業機械の基幹部品として使用されるなど、各種企業のものづくり基盤を支え、わが国の産業発展に大きく貢献している。
本県工業の振興に積極的な貢献をし、その功労が顕著であった者に対して感謝状を贈呈する。(昭和57年度から実施、昨年度までに105名に感謝状を贈呈)
功績:千葉県金型工業会の副会長等として、本県金型業界の指導や技術振興等に長年尽力し、本県工業の振興に貢献した
功績:製鉄所の廃棄物の適正処分・資源化推進等の環境管理業務に長年従事し、環境基盤整備を進め、本県工業の振興に貢献した。
平成30年4月18日(水曜日)14時00分~14時20分
千葉県庁本庁舎6副知事応接室
受賞者、千葉県副知事
専売特許条例(現在の特許法)が明治18年4月18日に公布されたのを記念し、産業財産権制度の普及・啓発を図るため、昭和29年に通商産業省省議決定に基づいて制定された。
科学技術に関し、広く国民の関心と理解を深め、わが国の科学技術の振興を図ることを目的として、昭和35年に閣議了解によって設けられた。期間は、毎年4月18日の「発明の日」を含む月曜日から日曜日までの1週間で、今年は、4月16日(月曜日)から4月22日(日曜日)まで。
なお、期間中には県内の公設試験研究機関の一般公開や大学や博物館で講演等の行事が催される。
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