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更新日:平成29(2017)年6月28日

総の舞の育成と奨励品種採用

アクティブ・インフォメーション

年度 2001年度

分類名

課題名

酒造好適米用品種「総の舞」で“千産千消”の県産清酒

要約

農業総合研究センターと工業試験場が平成12年に開発した「総の舞」は、“千産千消”の県産清酒を実現する酒造好適米用品種です。倒伏や冷害、いもち病に強く栽培しやすい本品種の登場で、千葉県でも良質な酒造好適米が生産できるようになりました。

「総の舞」の心白は形状が良好で高度精白が可能です。

「総の舞」の心白は形状が良好で高度精白が可能です。

「総の舞」は倒伏や冷害、いもち病に強い、作りやすい中生品種です。

品 種

出穂期
(月/日)

成熟期
(月/日)

稈長
(cm)

穂長
(cm)

穂数
(本/平方メートル)

総 の 舞

7月19日

8月27日

80

18.6

406

コシヒカリ

7月29日

9月9日

92

18.9

444

品 種

収 量

(kg/10a)

玄米千
粒重(g)

心白発
現率(%)

障害・病害抵抗性

倒伏

冷害

穂いもち病

総 の 舞

606

25.8

81

やや強

コシヒカリ

596

21.2

0

極弱

やや弱

注)収量、玄米千粒重は、「総の舞」が粒厚2.0mm以上、「コシヒカリ」が粒厚1.8mm以上の玄米を測定
水稲育種研究室(佐原市)における1997~2001年の成績

研究の目的

千葉県で一年間に消費される酒造好適米は約600トンですが、この6割は県外産です。千葉県でも「山田錦」や「五百万石」などの代表的な酒造好適米用品種の栽培が行われていましたが、品質の良い酒造好適米を安定して生産することは困難でした。そこで、農業総合研究センターは、自県産の酒造好適米を使った純千葉県産清酒を実現するため、工業試験場と共同で、本県の栽培環境に合う酒造好適米用品種の開発に取り組みました。

成果の内容

酒造好適米用品種「白妙錦」を母、うるち品種「中部72号」を父にして育成された「総の舞」は、倒伏や冷害、いもち病に強く作りやすい中生の酒造好適米用品種です。酒造好適米に必要とされる心白は約80%の玄米に発現します。「総の舞」の心白は形が小さめで形状が良好なため、玄米を60%以下に精米して醸造する吟醸酒にも向きます。「総の舞」の発酵経過は代表的な酒造好適米用品種「山田錦」並みに良好で、県内の醸造メーカーによって吟醸造りで製成された酒は、調和のとれた香味の酒質と評価されました。

心白発現率を高め、また、玄米中のタンパク質含量を低く抑えるための「総の舞」の栽培のポイントは、適正な籾数(平方メートル当たり25,000~28,000粒)と玄米千粒重(25.5~26g)の確保、適期収穫(出穂後38日頃が適期)、過乾燥の防止です。壌質土における10アール当たり窒素施用量は、基肥に2~3kg、穂肥(幼穂長1cmの時に施用)に2kgが標準です。
(栽培法は農業総合研究センター生産技術部水田作研究室による)

期待される効果

千葉県で開発した酒造好適米用品種「総の舞」の普及によって、県内の酒造好適米生産農家と醸造メーカーが結びつき、純千葉県産清酒が実現します。この“千産千消”にふさわしい県産清酒は地域農業の活性化に役立つでしょう。

今後の課題

良質な酒造好適米を安定して生産するために、「総の舞」の栽培指導が今後の重要課題となります。 

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課技術振興室

電話番号:043-223-2907

ファックス番号:043-201-2615

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