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更新日:平成27(2015)年8月7日

千葉県の鳥獣害被害状況とその対策2

イノシシ、シカ、サル編

千葉県内のイノシシによる農作物の被害は、金額でみると平成20年度約1億7千万円で鳥獣害被害全体の65%を占めており深刻化しています。また、シカ、サルについては横ばいの傾向にあります。

1.千葉県におけるイノシシ、シカ、サルの発生状況

イノシシ、シカ、サル捕獲数の推移千葉県における獣種別被害金額の割合

2.イノシシ、シカ、サルの特徴と対策

イノシシ

(1)特徴

ニホンイノシシは偶蹄目(ウシ目)イノシシ科に分類され、西日本を中心に本州、四国、九州に広く分布しています。

生活環境は、常緑広葉樹林、落葉広葉樹林、耕作放棄地などの食料が豊富にあり身を潜められる場所を好み、隣接する水田や農耕地にも昼夜を問わず出没して作物を荒らします。

水稲では、乳熟期以降の穂の食害と、踏み荒らしとヌタウチによって稲を倒伏させます。また、畑、水田畦畔などではミミズや昆虫の幼虫を探すために年中掘り荒らします。

イノシシのヌタウチによる稲の倒伏状況

近年、働き手が減少し、里山の荒廃や遊休農地が増えたことにより、イノシシの生息可能地域が広がるとともに、農業被害が拡大しています。

千葉県におけるイノシシ被害金額の推移千葉県におけるイノシシの生息分布

(2)対策

イノシシを寄せ付けない対策として、トタン柵や電気柵などの防護柵がよく使われ一定の防除効果も認められています。

イノシシは、1m以上の高さの障害物を助走なしで飛び越すことができることや、障害物の下をくぐり抜けようとする傾向が強いことから、柵の上部を外側に度折り返して飛び越し侵入を防止し、トタン柵など隙間ができないように注意します。

電気柵の効果は定評がありますが、漏電しないように、除草するなど定期的な管理が必要です。

シカ

(1)特徴

シカは日本全国に広く分布していますが、東北、北陸地域では、積雪が1mを超える地域は、エサとなる植物が雪に埋もれてしまうことや、シカの脚が細いことなどから活動ができません。

食性については、アセビ等特定のものを除く、ほとんどの植物を食べる草食獣です。

(2)対策

最も効果的な被害防止対策は、柵によって物理的にシカの侵入を防ぐ方法です。柵には、トタン柵、ネット、金網フェンス、電気柵などがあります。対象獣がシカだけの場合、管理が必要な電気柵は不要で,効果や耐久性を考慮すると,高価な金網フェンスが最適であると思われます。

音や臭い等による対策は、刺激が単純に繰り返されるため、慣れが生じて効果は薄くなります。

サル

(1)特徴

サルは、群れで生活をしています。群れはある程度決まった独自の行動範囲の中で周期的に遊動しながら生活しています。活動時間は、日の出から日没までの明るい時間帯のみで、夜には活動することはありません。食性は、果実や虫などを好み、肉や魚は一切食べません。

サルは、獣類の中でも学習能力が高く、視覚、味覚も発達しています。このため、柵等の対処療法的な対策では限界があり、完全に被害を防止する対策がありません。

(2)対策

農地にサルを寄せ付けない対策として防護柵の設置があります。しかし、農地を防護柵で囲っても、農地の外にエサがあればサルを呼び集め餌付けしていることになります。そのため、柵の内側の作物であっても柵越しに手を伸ばして盗られてしまいますので植え付けについては注意してください。また、柵の近くに、トウガラシ、オクラなどサルが食べない農作物を植え付けるのも1つの対策です。

3.鳥獣害忌避効果の事例

ペットボトル

ペットボトルを利用して、イノシシやハクビシンが嫌う臭い(木酢液、竹酢液)により、イノシシ、ハクビシンの忌避効果が確認されています。ただし、学習能力により、効果が低下する可能性があるため、内容物についてはローテーションさせながら効果を持続できるようにすることが必要です。

ペットボトルの忌避効果事例

写真、イラスト等は千葉県有害鳥獣農作物等被害対策連絡協議会「鳥獣害の手引き」より

担い手支援課普及指導室
普及指導員椿正明

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話番号:043-223-2911

ファックス番号:043-201-2615

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