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更新日:令和3(2021)年6月11日
ページ番号:7443
落花生は、ニンジン等の畑作物よりも機械化が遅れ、高齢化もあり栽培面積が減少していました。
しかし、近年、落花生栽培を行うための一連の機械の開発が進み、現地での導入が始まりましたので、事例を紹介します。
播種作業は、全作業時間の20パーセント程度を占めるため、省力化の効果が大きい作業です。シーダーテープ加工した落花生種子を用いて、穴あけ機能付きのシーダーマルチャを利用することで、人力での播種より60パーセント程度の省力が可能となります(写真-1)。
作業のポイントは播種の深さを一定(3から4センチメートル)にすることです。また、種子をシードテープに加工する費用が掛かります。
写真1.シーダーマルチャでの播種
マルチ除去でも、機械による除去・巻取の同時作業ができるようになりました(写真-2)。
写真2.マルチ巻取機の利用
根を切り、掘り上げて土をふるい落とし、さらに反転して並べる一連の作業ができる機械が開発、利用されつつあります(写真-3)。人力による手直しが必要ですが、従来の掘り取り機と人力での作業に比べて30から50パーセント程度の省力となります。なお、過繁茂状態など生育状況により反転し難い場合があります。
写真3.N社製の掘取機
初掲載:平成30年4月
印旛農業事務所
改良普及課
主任上席普及指導員
須藤勇一
電話:043-483-1128
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