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更新日:令和2(2020)年8月4日

登熟期の水管理(落水)と収穫

登熟期の水管理

出穂3週間前から出穂2週間後までは浅水管理とし、出穂2週間後から出穂25日までは間断かんがいとして、早期落水は避けましょう。

間断かんがいとは、湛水・落水状態を数日間隔で繰り返すことです。

カメムシ類の防除

斑点米は、籾が成熟の途中で斑点米カメムシ類の被害を受けたときに発生します。

斑点米カメムシ類は乳熟期に籾殻の上部または、開いた所へ口吻を挿入して内部の養分を吸収します。その被害部に細菌が繁殖して褐色になり、黒斑粒となります。精米後、被害粒が残ると品質低下となるため、検査時は、直径1ミリメートル以上あるものを被害粒として扱います。

対策は、化学的防除として、薬剤を散布します。防除のタイミングは、穂揃い期と出穂15日後の2回です。穂揃い期(全体の8~9割が出穂した日)の防除は、飛来してくる成虫を対象にします。出穂15日後頃の防除は、穂揃い期に飛来した成虫が産卵し孵化した幼虫を対象にします。使用する薬剤は、斑点米カメムシ類に登録のある薬剤を使用し、使用基準の収穫前日数は特に注意しましょう。

また、耕種的防除として、出穂期の2週間前までに水田周辺の草刈りを行いましょう。ただし、出穂期以降に草刈りを行うと、イネ科雑草で増殖したカメムシを本田に追い込む危険性がありますので注意しましょう。

収穫時期の判定

収穫は、登熟状況を十分に観察し、帯緑色籾歩合15パーセントで行いましょう。

上位3~4本目の一次枝梗に着生する2次枝梗籾が黄化した時を刈取り適期の目安とし、出穂期(全穂数の40~50パーセントが出穂した日)から「ふさおとめ」で33日前後、「ふさこがね」で37日前後、「コシヒカリ」で38日前後です。

早刈りでは青未熟粒、刈り遅れでは胴割米等が発生し、品質・食味が低下します。

また、収穫した籾を3時間以上炎天下に放置しておくと、品質が低下します。収穫後は

速やかに乾燥作業を行いましょう。

図1.帯緑色籾の見分け方

帯緑色籾の見分け

※少しでも緑色が残っている籾は帯緑色籾とする。緑色は斜線で示した部分に残りやすい。(出典:稲作標準技術体系・平成26年3月千葉県農林水産技術会議)

乾燥・調製のポイント

高温による急速な乾燥や過乾燥等は胴割れ米を発生させ、品質・食味を低下させます。乾燥は平均毎時乾減水分率0.7~0.8パーセントで行い、仕上げ水分は14.5~15パーセントとします。

張り込み後2時間程度は通風乾燥を行い、水分ムラをできる限り解消してから、加熱乾燥を行うと安全です。乾燥後、自動水分計が17パーセント以下になったら、送風温度を下げ、こまめに水分測定を行いましょう。青米やくず米が多いと、自動水分計の精度が落ちるので注意しましょう。

張り込み時の水分が20パーセント以下となる場合は、日中の高温時に加熱乾燥を行うと急激に乾燥してしまいます。このため日中は通風乾燥のみとし、夜間に毎時乾減水分率を0.5パーセント程度で乾燥を行います。籾水分が18パーセント程度になったら一度乾燥を止め、5~6時間程度貯留し、水分ムラを解消してから仕上げ乾燥を行うと胴割れのリスクを低く抑えることができます。

また、乾燥終了直後の、籾の温度が高い状態で籾摺りを行うと、肌ずれ米や胴割米が生じるので、十分に放冷し、常温まで温度を下げてから行いましょう。

初掲載:平成29年8月

海匝農業事務所改良普及課

匝瑳グループ

主任上席普及指導員

宮田昌明

電話:0479-62-0334

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お問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話番号:043-223-2911

ファックス番号:043-201-2615

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