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更新日:平成30(2018)年11月28日

ページ番号:7350

サツマイモ「べにはるか」栽培のポイント

「べにはるか」は‘しっとり’‘ねっとり’とした食感と甘みが特徴で、貯蔵することで一層その食感が引き出され甘みも増します。千葉県内の主要なサツマイモ産地では、‘30日以上貯蔵ルール’を設けて、甘みののった「べにはるか」を出荷しています。

「べにはるか」は、多収で上物率が高いことやネコブセンチュウに抵抗性を持つこと、また貯蔵性がよいことなどから、作付面積が拡大しています。「べにはるか」の安定生産に向けた栽培のポイントを紹介します。

1.育苗

育苗のポイントは、温度と水です。ウイルスフリー苗によるポット育苗では、「べにはるか」は「ベニアズマ」より苗の伸張が遅いので、地温は「ベニアズマ」の管理より5度高めとします。昼間は30度から35度、夜間は20度以上を目安に管理します。かん水は、床土が乾かないようにこまめに行います。

2.圃場準備

水はけのよい圃場を選定します。

「べにはるか」は連作してもネコブセンチュウ被害を受けにくい特性を持ちますが、連作によって圃場のネコブセンチュウ密度は高まるので、長期の連作は避けます。

(参照:フィールドノート平成26年11月さつまいも線虫害に対する対抗植物と「べにはるか」の導入効果)

基肥窒素量は、10アール当たり3キログラムが慣行ですが、圃場の残存窒素量で加減します。残存窒素量が少ないやせた圃場では、10アール当たり窒素成分で6キログラム施用します。

表1施肥例(10アール当たりキログラム)

成分量

窒素:りん酸:加里

3:13:10

肥料名

(基肥)

有機アグレットサツマイモ専用300号(3-10-10)

100

苦土過燐酸石灰

20

マルチサポート1号

60

堆肥を施用する場合は、完熟したものを施用します。
土壌消毒やマルチ張りは、土が適度な湿り気を持っているときに行います。

3.植え付け

4月25日から6月15日までに植え付けます。
うね間90センチ、株間30から45センチで植え付けます。株間が広い場合は、水平植えや船底植えにするといもの形状や大きさの揃いが良くなります。
写真1斜め植え「べにはるか」
写真1斜め植え「べにはるか」

4.生育中の管理、収穫

葉を食害する害虫は、早期に発見し適期に防除します。
猛暑で降水量が少なく土壌が乾燥する場合は、かん水して地上部の生育を確保します。
植え付け後130日以上で収穫します。
収穫時にいもの傷口から出るヤラピン(白い乳液)でいもが汚れるので、特に草勢の強い圃場では、いもの汚れを軽減するために草勢が弱まってから収穫します。
写真2切り口から出たヤラピン(白い乳液)

写真2切り口から出たヤラピン(白い乳液)

写真3ヤラピン汚損(黒い汚れ)
写真3ヤラピン汚損(黒い汚れ)

必ず降霜前に収穫を終えます。

5.貯蔵

温度13度から16度、湿度90%から95%の条件下で貯蔵します。
長期貯蔵に適するいもは、降霜前に収穫したもの、茎葉が適度に繁茂して収穫時まで草勢を維持したもの、植え付け後5か月以内に収穫し老化していないものです。
サツマイモは貯蔵するとデンプンが糖に変化して甘みが増します。千葉県内の主要なサツマイモ産地では、「べにはるか」は30日以上の適切な貯蔵を行って、甘みののったものを出荷しています。

初掲載:平成27年11月

香取農業事務所改良普及課
北部グループ
主任上席普及指導員
澁谷圭子
(電話:0478-52-9195)

お問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話番号:043-223-2911

ファックス番号:043-201-2615

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