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更新日:平成30(2018)年9月26日

ページ番号:7345

団地化水田の小麦における管理ポイント

平成23年度に千葉県奨励品種になった「さとのそら」が、水田転換畑等で広まっています。しかし、営農現場での生産技術は、まだ整理・公開されたデータが少ないので不安に思われる点もあるでしょう。

そこで、直近2か年間の団地化水田の作付実績から得られた生育結果を踏まえ、「さとのそら」の特性を最大限に活かす播種前の管理ポイントを探ります。

栽培現地に見る「さとのそら」の特徴

  1. 特に、排水が好条件だと生育揃いが良く、収穫期は従来の農林61号より5~8日早く、収量・品質とも優れる。
  2. 稈長が伸び過ぎず、倒伏に強く、栽培し易い。
  3. 雑草、特にカラスノエンドウの除草対策の実施が必要。
    作期が前進化したことで雑草の種子成熟期と重なるため、選別機を通しても除去できず出荷に支障が生じます。
  4. 団地化水田内で播種期に2週間の差が生じても、出穂期の差は短縮される。このため、赤かび病の無人ヘリによる一斉防除が可能である。

1.排水対策

  1. 湿害に弱いため、播種前の早い時期から明渠と排水溝を設け、田面を乾燥させておく。
  2. できる限り圃場を団地化し、地域的な排水対策を実現させる。

2.耕起と砕土

  1. 耕起による砕土は、2cm以下の土塊とし、発芽斉一・促進に努める。
  2. 砕土には、物理性を改善し除草剤の施用効果を高めるメリットもある。

3.作付けの団地化

  1. 集落で話し合い、ヘクタール規模で集団的に作付けることが望ましい。
  2. ブロックローテーション方式により、地域的な水稲複合経営が実現する。

4.播種

  1. 播種深は約3cmとし、圃場全面に均一になるよう気を配る。
  2. 10月末~11月中旬の播種適期の励行により、必要茎数を確保する。

赤かび病の防除適期である出穂期の生育状況(4月中旬)

赤かび病の防除適期である出穂期の生育状況(4月中旬)

 

ブロックローテーション方式による団地化水田の収穫期状況(5月下旬)

ブロックローテーション方式による団地化水田の収穫期状況(5月下旬)

初掲載:平成27年10月

千葉農業事務所改良普及課
主任上席普及指導員
白熊一郎
(電話:043-300-0950)

お問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話番号:043-223-2911

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