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更新日:令和3(2021)年8月10日

ページ番号:7339

大豆の病害虫防除

品質低下の原因となる紫斑病の予防を徹底します。また、莢実害虫及びハスモンヨトウを防除します。

1.大豆の生育と病害虫発生時期

生育に応じて、病害虫が発生しますので、注意してください。
被害の多い病害虫は、紫斑病、ダイズサヤタマバエ・マメシンクイガ・シロイチモジマダラメイガ・カメムシ類の莢実害虫及びハスモンヨトウが主な病害虫です。

大豆の生育と病害虫発生時期
大豆の生育と病害虫発生時期
大豆の生育と病害虫発生時期

2.大豆の主な病害虫の防除法と登録農薬

大豆の主な病害虫の防除法と登録農薬について、まとめましたので、参考にしてください。

※農薬は令和3年7月時点の登録内容をもとに記載してあります。農薬の使用に当たっては、ラベル及び最新の登録内容を確認し、安全に使用してください。

紫斑病

開花期から2から3週間後と3から4週間後に、いずれかの薬剤を散布する。

表1.紫斑病の主な防除薬剤(令和3年7月現在)(地上散布用)
薬剤名 適用病害虫

使用時期
総使用回数

10アール当たり使用量
(希釈倍率)
スミトップM粉剤

紫斑病

マメシンクイガ

シロイチモジマダラメイガ

ダイズサヤタマバエ

カメムシ類

開花期から若莢期ただし収穫21日前まで

本剤のみ4回以内

スミチオンを含む剤4回以内

トップジンMを含む剤4回以内

3から4キログラム
スミチオンベルクート粉剤DL

紫斑病

マメシンクイガ

カメムシ類

開花期から若莢期ただし収穫21日前まで

本剤のみ4回以内

スミチオンを含む剤4回以内

ベルクートを含む剤4回以内

3キログラム
アミスタートレボンSE

紫斑病

マメシンクイガ

カメムシ類

収穫14日前まで

本剤のみ2回以内

トレボンを含む剤2回以内

アミスターを含む剤2回以内

100から400リットル
(1000倍希釈)

莢実害虫

開花7日後からいずれかの薬剤を7から10日間隔で数回散布する。

表2.マメシンクイガの主な防除薬剤(令和3年7月現在)(地上散布用)

薬剤名 希釈倍数 使用時期/総使用回数 10アール当たり使用量
プレオフロアブル 1000から2000倍 収穫7日前まで/2回以内 100から300リットル
プレバソンフロアブル5 4000倍 収穫7日前まで/2回以内 100から300リットル
トレボン乳剤 1000倍 収穫14日前まで/2回以内 100から300リットル
ダイアジノン粒剤5 - 収穫30日前まで/4回以内 4から6キログラム

 

表3.カメムシ類の主な防除薬剤(令和3年7月現在)(地上散布用)
薬剤名 希釈倍数 使用時期/使用回数 10アール当たり使用回数
スミチオン乳剤 1000倍 収穫21日前まで/4回以内 100から300リットル
トレボン乳剤 1000倍 収穫14日前まで/2回以内 100から300リットル
スタークル(アルバリン)顆粒水溶剤 2000倍 収穫7日前まで/2回以内 100から300リットル
ダイアジノン粒剤5 - 収穫30日前まで/4回以内 4から6キログラム

ハスモンヨトウ

幼虫が大きくなると薬効が低下するので、幼虫が分散する前に防除する。

表4.ハスモンヨトウの主な防除薬剤(令和3年7月現在)(地上散布用)
薬剤名 希釈倍数 使用時期/使用回数 10アール当たり使用回数
プレオフロアブル 1000から2000倍 収穫7日前まで/2回以内 100から300リットル
プレバソンフロアブル5 4000倍 収穫7日前まで/2回以内 100から300リットル
トレボン乳剤 1000倍 収穫14日前まで/2回以内 100から300リットル
トルネードエースDF 2000倍 収穫7日前まで/2回以内 100から300リットル

 

初掲載:平成27年8月

東葛飾農業事務所改良普及課
北部グループ
主任上席普及指導員
門倉孝男
(電話:04-7162-6151)

 

お問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話番号:043-223-2911

ファックス番号:043-201-2615

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