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更新日:平成30(2018)年4月12日

イネクロカメムシの被害と防除対策

1.イネクロカメムシの発生状況

イネクロカメムシは体長8~10ミリメートル、光沢のない黒色のカメムシで、これまで県南地域の中山間地を中心に発生が認められてきました。
平成13年頃から安房地域において被害が目立つようになり、近年、君津地域でも被害が確認されています。
夷隅、長生、千葉地域では、被害は確認されていませんが、ほ場では生息が確認されており、発生地域が広がっています。
今後、発生量が多くなると被害が発生することも考えられますので注意が必要です。
図1_イネクロカメムシ成虫
図1_イネクロカメムシ成虫

2.イネクロカメムシの被害

5~6月から越冬成虫がほ場に侵入し、イネの茎葉を吸汁します。葉や葉鞘に産卵し、6月下旬頃から幼虫が発生します。成虫、幼虫ともにイネを加害します。
イネの被害としては、生育初期では葉の黄白色斑点、葉先枯れ、株の矮小、心枯茎が、幼穂形成期以降では出すくみ穂、白穂、不稔粒、屑米が発生します。
虫は日中株元にいるため見つけにくいですが、被害株の症状は見つけやすいです。
本虫は畦畔を経由して水田に侵入するため、畦畔近くの株から被害が発生し、その後水田内部全体に広がっていきます。

図2_初期の被害症状(葉の黄白色斑点及び葉先枯れ)
図2_初期の被害症状(葉の黄白色斑点及び葉先枯れ)

図3_葉の黄白色斑点症状(葉の黄白色斑点は横一列にできる)
図3_葉の黄白色斑点症状(葉の黄白色斑点は横一列にできる)

図4_水稲株元の寄生状況
図4_水稲株元の寄生状況

図5_出穂後の被害状況(ほ場内部が褐変してくる)
図5_出穂後の被害状況(ほ場内部が褐変してくる)

3.防除法

被害防止には5~6月にほ場に侵入してくる越冬成虫の防除が重要です。常発地ではイネクロカメムシに効果のある苗箱処理剤を施用します(表1)。
6月に発生量が多い場合は本田防除を行います。
さらに、7月下旬から8月上旬に幼虫が多数見られる場合には幼虫防除を実施します(表2)。

表1.イネクロカメムシの主な苗箱処理剤

薬剤名

使用時期/使用回数

1箱当たり使用量

デジタルコラトップアクタラ箱粒剤

移植当日/1回

50グラム/箱

プリンス粒剤

は種時(覆土前)~移植当日/1回

50グラム/箱

 

表2.イネクロカメムシの主な本田施用剤
薬剤名 使用時期/使用回数 10アール当たり使用量
エルサン粉剤2 収穫7日前まで/2回以内 4キログラム
エルサン乳剤(1,000倍液) 収穫7日前まで/2回以内 60~150リットル
スタークル液剤10(1,000倍液) 収穫7日前まで/3回以内 60~150ルットル
スタークル/アルバリン粒剤 収穫7日前まで/3回以内 3キログラム
スミチオン乳剤(1,000倍液) 収穫21日前まで/2回以内 60~150リットル
スミチオン粉剤3DL 収穫21日前まで/2回以内(出穂前散布は1回まで) 3~4キログラム

(表1,2:平成26年千葉県農作物病害虫雑草防除指針より抜すい)

※農薬は初掲載(平成26年5月)時点の登録内容をもとに作成しております。農薬の使用にあたっては、ラベルおよび最新の登録内容を確認し、安全に使用しましょう。

 

初掲載:平成26年5月

農林総合研究センター病害虫防除課南総分室
副主幹
浅野清一郎
(電話:0470-22-8171)

よくある質問

お問い合わせ

所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

電話番号:043-223-2911

ファックス番号:043-201-2615

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