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更新日:平成30(2018)年3月23日

大豆の播種と除草

収量と品質を確保するための播種時のポイントを紹介します。

1.ほ場の準備

(1)排水対策

千葉県の大豆の大部分は、水田の転作作物として栽培されていますが、大豆は根の酸素要求量が多く湿害を受けやすい作物です。このため排水対策は必須です。土地改良事業等により本暗きょが整備されているほ場でも、明きょや弾丸暗きょを組合せ、排水に努めましょう。

(2)施肥

大豆の子実100キログラムを生産するためには、窒素が8~9キログラム必要とされます。この窒素は、根粒菌による窒素固定のほか、土壌からの窒素吸収もあります。このため、出芽後の初期生育を確保し、速やかな根粒活性を誘導するため、N成分で2~3キログラム/10アール(転換畑では、転換後1~2年は1~2キログラム/10アール)を施用します。

2.品種と播種時期、播種量

(1)品種選定

千葉県では、「タチナガハ」「サチユタカ」「フクユタカ」の3品種を奨励品種にしています。それぞれの特性を確認し、経営規模や作業体系、販売目的を考慮し、品種選定を行います。

(2)播種時期及び播種量

播種時期や品種の早晩性により、栽植密度を調整します。早~中性品種の「タチナガハ」「サチユタカ」は6月下旬から、晩生品種の「フクユタカ」は7月上旬からの播種晩播栽培が適しています。
栽植密度は10,000~15,000本/10アールを基準として、早~中生品種では生育量が少ないため密植に、晩生品種では生育量が多いためやや疎植とします。また、各品種とも播種適期より早播きでは疎植に、遅播きでは密植になるよう播種量を調整します。

表1千葉県奨励品種の特性(平成26年主要農作物奨励品種特性表(千葉県)より)

品種名 早晩生 開花期 成熟期 茎長
(センチメートル)
裂莢性 百粒重(グラム) 粗蛋白質(%) 栽培特性
タチナガハ 8.13 10.27 41 35.9 39.0 大豆麦の大型機械化体系に適する
サチユタカ 8.13 10.31 43 31.9 46.8 晩播・密植栽培に適する
フクユタカ 8.22 11.05 61 29.0 45.3 晩播栽培に適する

3.雑草防除

雑草の発生は、大豆の生育・収量を抑制するだけでなく、収穫時の汚粒発生の一因となります。
大豆は雑草による遮光程度が90%を超えるとほとんど生育できなくなるので、発芽を良好にして初期生育を旺盛にすることが大切です。このため、大豆の雑草防除の中心は播種後の土壌処理剤の散布となり、必要に応じて生育期処理剤や中耕除草を組合せます。また、播種前に雑草が多い場合には、耕うんや除草剤散布により防除を行います。
近年、アレチウリ、オオブタクサ、マルバルコウ等の帰化植物の大豆畑への侵入が散見されます。これら植物は一旦蔓延すると防除困難となるため、侵入の初期段階で徹底的に防除することが重要です。なお、アレチウリは特定外来生物に指定されており、生きたまま植物体(発芽可能な種子を含む)をほかの場所に移動させることが規制されていますので、手取り除草を行う場合には十分注意する必要があります。

図1.アレチウリ


図2.マルバルコウ

初掲載:平成26年6月

東葛飾農業事務所改良普及課
北部グループ
主任上席普及指導員
寺田豊
電話:04-7162-6151

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所属課室:農林水産部担い手支援課専門普及指導室

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